保育園・幼稚園向けICTシステムを比較!システム選びのポイントもご紹介

2020.08.11 | 給料・環境
保育園・幼稚園向けのICTシステムは種類が多く、自分たちの園にどのシステムが合っているのか判断しにくい状況にあります。実際に、保育園・幼稚園からは「ICTシステム導入を検討しているけれど、どれがよいか分からない」という声も多い状況です。
今回は、保育園・幼稚園向けICTシステム5つを比較し、システム選びの際に注意すべきポイントについてご紹介します。

保育園・幼稚園向けICTシステムのタイプ

保育園・幼稚園向けICTシステムには、使用目的に合わせたタイプが大きく分けて2種類あります。


■業務支援系ICTシステム

業務支援系ICTシステムは、日常業務をシステム化し、業務負担軽減を目的とするシステムです。業務支援系ICTシステムを導入することで、園で保育士が行っているさまざまな事務作業の効率化を図ることができます。
これまで、事務作業にとられていた時間が短縮されることにより時間的余裕が生まれ、結果として保育の質の向上にもつながります。

具体的にどのような機能がついているのか、みていきましょう。


・園児管理

業務支援系ICTシステムを使えば、園児管理もこれまでよりラクに行うことができるようになります。たとえば、登降園管理では、保護者がICカードやタッチパネルを使って操作することで、登降園の時間を自動入力することが可能です。紙に記入する手間をなくすことで、朝の混雑を軽減することができます。これは、出勤前や子どもを預けた後に予定がある保護者にとっても、うれしいポイントとなるでしょう。

また、児童台帳にも簡単にアクセスできるため、アレルギーや病気の有無、緊急連絡先などを素早く確認することが可能です。これまで、重たいファイルに綴じてある大量な紙の中から該当する園児について調べていたものが、ボタンひとつで簡単に検索できるようになるのです。


・日誌や指導案計画作成

パソコンやタブレットを使用して、日誌や指導案計画作成が可能となります。前回のデータ参照などもしやすく、文例が用意されていたり、指導案のベースを自動で作成してくれる高機能なタイプもありますから、利用するのもひとつの方法です。端末管理で作業が行えるので、書類がかさばらないというメリットもあります。

指導計画案作成は、より良い保育を行うために必要なものですが、計画案作成が保育士にとって大きなプレッシャーとなる部分もあるようです。この計画案作成を効率化することで、立てた計画に対しての振り返りを行う時間的余裕も生まれます。

また、日誌も同様に、自動化して手間を省くことが可能です。テンプレートが設定されているので、そこに必要事項を入力し、過去の日誌と重複する部分はコピーして貼り付けることもできます。園児の日誌を毎日書く作業を自動化することは、保育士にとって大きな助けとなるはずです。ペーパーレス化につながるため園のコスト削減にもなり、保護者にとっても管理しやすいというメリットがあります。


■コミュニティICTシステム

コミュニティICTシステムは、園と保護者のコミュニケーションを円滑にすることを目的としたシステムです。連絡事項や予定表をスムーズに共有することが可能となり、情報の確認や変更時の更新やその通知もスピーディーかつ簡単に行うことができます。

また、園での子どもの様子を動画や画像で配信することも可能です。子どもたちの園での自然な姿を共有することで、保育士と保護者の間でその成長を共有することができ、喜びや関係性を深めることにもつながります。

コミュニティICTシステムを活用することは、保育園・幼稚園、保護者の両者にとって、大きなメリットとなるでしょう。


・コミュニティICTシステムは緊急時にも活躍!

新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から休園措置をとった園も多く、これまでとは違う保育スタイルを模索する時期が続いていたのではないでしょうか。

これまで「パソコンに詳しい人がいないから」と導入をためらっていた保育園や幼稚園の中には、これを機にICTシステム導入を決めた園も多くあったそうです。

コロナのような流行病や、台風などの自然災害の影響で子どもたちが登園できない状況に陥ったとき、手遊びや絵本の読み聞かせなどの動画配信などを行い、オンライン保育をすることができれば、子どもたちとコミュニケーションを図ることが可能です。長期間保育園や幼稚園に登園できない状況の中、先生の顔を見ることができるだけでも、子どもたちは安心します。

コミュニティICTシステムを導入していれば、簡単に動画の配信を行うことが可能です。そういった緊急事態時にも、コミュニティICTシステムの活躍が期待できます。

保育園・幼稚園向けICTシステムを比較

それでは、具体的に保育園・幼稚園向けICTシステムを比べてみましょう。

システムの特徴や基本機能、費用に分けて説明します。


■業務支援系ICTシステムの比較

業務支援系ICTシステムの中から、『CoDMON(コドモン)』『KidsDiary(キッズダイアリー)』の2つを比較してみます。

CoDMON(コドモン)

■システムの特徴

トップクラスのシェア実績を誇る「コドモン(CoDMON)」は、使いやすい機能やサービスが充実しているICTシステムです。
各種助成金や補助金の対象にもなっており、コストパフォーマンスが大変よいため、多くの園で導入されています。


■基本機能

・保護者連絡機能:連絡帳、緊急連絡、行事予定、アンケート配信機能
・園児記録機能:出欠管理、感染症・健康チェック、園児台帳、発達記録
・指導案作成機能
・日誌作成機能
・登降園管理機能
・保育料関連機能:延長保育料計算・請求書発行
・保護者向け園バス位置情報配信機能
・シフト管理機能:職員勤怠、シフト作成
・写真販売機能
・複数園管理機能
・セキュリティ機能
・ヒヤリハット機能
・献立管理機能


費用

【初期導入費用】
 0円~
※代理店によって、初期費用が発生する場合もあります。

【月額使用料】
 5,000円~
※オプション機能の申し込み内容で、月額費用は変動します。


CoDMON(コドモン)|業界シェアNO.1 こども施設向けICT業務支援システム
https://www.codmon.com/

KidsDiary(キッズダイアリー)

■システムの特徴

IT導入補助金対象ICTシステムである「KidsDiary(キッズダイアリー)」は、補助金の申請および報告をKidsDiary 株式会社が代行してくれるサービスを展開しています。

それぞれの園が、その特徴に合わせて自由にカスタマイズできるシステムとなっており、使いやすく、直感的に操作可能なデザインも大きな特徴となっています。


■基本機能

・指導案作成
・保護者連絡:一斉メール配信等、行事予定、カレンダー、連絡帳
・保護者向け園バス位置情報配信
・園児記録
・登降園管理:出欠・延長連絡、健康チェック
・保育料関連:保育料自動計算
・職員シフト管理、勤怠管理
・写真販売、写真共有


費用

【初期導入費用】
 0円~
※導入時のサポートはありませんので、訪問サポートは別途料金が発生します。

 【月額使用料】
 29名まで1万円
 60名まで1万2600円
 100名までは1万8000円
※それ以上もしくは大型施設の場合は料金相談可能


保育園・幼稚園のICTシステム 補助金対応支援アプリ|キッズダイアリー
https://www.kidsdiary.jp/

コミュニティICTシステムの比較

コミュニティICTシステムとは、保育園・幼稚園と保護者間のコミュニケーションを円滑にすることを主目的としたシステムです。

コミュニティICTシステムの中から、『きっずノート』『VeryNote(ベリーノート)』の2つをご紹介します。

きっずノート

■システムの特徴

全国私立保育園連盟の推奨アプリである「きっずノート」は、保育園・幼稚園と保護者をつなぐコミュニケーションアプリです。

機能もデザインもシンプルなため、利用しやすく、園と家庭のコミュニケーションを双方向でとることができます。100か国語以上の多言語に対応しており、緊急時連絡体制が強化されている点においても、安心できるシステムです。


■基本機能

・行事予定管理
・献立共有
・出席簿
・緊急連絡


費用

【初期導入費用】
 無料

 【月額使用料】
 5,000円

※2021年3月31日まで無料(新規ご登録の方対象)


きっずノート
http://www.kidsnote.jp/

VeryNote(ベリーノート)

最後に、弊社が提供するコミュニティICTシステム「VeryNote(ベリーノート)」をご紹介します。

 

■システムの特徴

「VeryNote(ベリーノート)」は、完全無料で利用できるICTシステムです。

導入支援も丁寧で「ITに詳しい保育士がいないから、ICTシステム導入は難しいのではないか」と悩んでいる園でも安心して導入することができます。シンプル機能で、簡単に操作できることにこだわって設計されており、パソコンやスマートフォンが不慣れな方でも直感的に利用することができます。

無料でありながらも、プッシュ通知で保護者に確実に情報を届けることができる「お知らせ配信機能」や、園の行事予定などを共有できる「スケジュール管理機能」など、便利な機能が充実しています。

また、園で撮影した子どもたちの日常生活の動画や写真を保護者と共有できる「動画・画像配信機能」もあります。この機能は、コラム内でご紹介した通り、緊急時のオンライン保育として活用することもできますね。

さらに、保護者が月額300円のプレミアム会員になると、動画や画像を無制限でダウンロードできるようになります。保護者自身が選んでオプションをつけられるという点も、保護者から支持されている理由でしょう。


■基本機能

・お知らせ機能:緊急連絡、個別配信、一斉配信機能
・スケジュール管理機能
・動画・画像共有機能


費用

基本無料で利用することが可能(※)であるため、まずはお気軽にお問い合わせください!

>>VeryNoteへのお問い合わせはこちら

(※)保護者は月額300円プレミアム会員になることで、動画や画像を無制限でダウンロード可能

VeryNote - 保育士と保護者の支援を通じて、子育てをより豊かに
https://verynote.jp/

保育園・幼稚園向けICTシステムの選び方

保育園・幼稚園向けのICTシステムを選ぶ際には、自分たちの園にどのような機能が必要かをしっかりと見極めることが必要です。


■ICTシステムに必要な機能を考える

ICTシステムを導入する際には、実際に使用する現場の保育士と、本当に必要となる機能について確認した上で選定するようにしましょう。

「とにかく業務を効率化したい」
「保護者とのコミュニケーションをより深めたい」
「コストパフォーマンスが高いものを導入したい」

園によって、ニーズは異なります。園内のニーズをしっかりと確認した上で、システムを比較・検討するようにすることが、失敗しないICTシステム導入につながります。


■費用を確認する

先ほどの比較記事でもご紹介した通り、初期費用や月額利用料はシステムによって大きく異なります。コンスタントに必要となるコストであるため、園にとって負担になりすぎないものを選ぶことも、重要なポイントです。

「初めて導入するのに、大きな金額は捻出できない」という場合は、まずは気軽に利用できる無料のシステムを導入してみるのも、ひとつの方法です。自分たちの園がICTシステムを使いこなせるかを確認する意味でも、まずはコストを抑えて試してみることができるのは安心ではないでしょうか。


■導入サポートが手厚いシステムを選ぶ

「パソコンのことはまったく分からないので、導入に不安がある」という場合は、導入サポートが手厚いシステムを選ぶのもひとつの方法です。

導入サポートも、最初から導入サポートがあるものや、別料金で導入サポートを依頼できるもの、導入サポートは用意されていないものとさまざまです。申し込み時にはあらかじめ確認しておきましょう。

まとめ

ICTシステムを導入することで、本来の「保育」にかけることができる時間が大幅に増えることが期待できるということが、お分かりいただけたのではないでしょうか。

コロナ禍にあり、これから新しい生活様式に合わせた保育が求められる時代となります。特にコミュニティICTシステムを導入していれば、動画共有機能を使ってオンライン保育も可能です。これを機に、ICTシステム導入を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
えんみっけ!事務局長 Y.T
「えんみっけ!」の開発・運営の責任者(園児の子どもを持つパパ)です。
保育に関わる方たちとの交流を通じて、役に立つ情報を発信していきます。