保育士の難易度は高い?合格率の推移も紹介!

2020.03.20 | 資格・試験
保育士として就職するには、国家資格である「保育士資格」を取得する必要があります。この資格を取得するための方法のひとつが、国家試験である「保育士試験」に合格することです。

この記事では、保育士試験における過去の合格率の推移などを確認しながら、試験の難易度を解説します。最短距離で保育士になる方法もご紹介しますので、保育士試験の受験を検討している方はぜひ参考にしてください。

保育士試験の合格率の推移

保育士試験は以下のような内容で行われ、全科目で60%以上得点することが合格条件となっています。


・筆記試験:9科目

・実技試験:言語・音楽・造形(絵画制作)のうち2科目選択


この保育士試験における過去の合格率推移はどうなっているでしょうか。受験者数とそのうちの合格者数も合わせて確認してみましょう。


・平成20年……10.57%(3,989人合格/37,744人受験)

・平成21年……12.64%(5,204人合格/41,163人受験)

・平成22年……11.37%(5,324人合格/46,820人受験)

・平成23年……14.11%(6,957人合格/49,307人受験)

・平成24年……18.61%(9,726人合格/52,257人受験)

・平成25年……17.44%(8,905人合格/51,055人受験)

・平成26年……19.30%(9,894人合格/51,257人受験)

・平成27年……22.62%(12,962人合格/57,301人受験)

・平成28年……25.78%(18,229人合格/70,710人受験)

・平成29年……21.60%(13,500人合格/62,555人受験)

・平成30年……19.74%(68,388人合格/13,500人受験)


出典

保育士試験の概要

保育士試験の実施状況(平成29年度)

保育士試験の実施状況(平成30年度)


上記のデータから、保育士試験におけるここ最近の合格率は20%程度で、10年前と比べて2倍以上になっていることがわかります。また、試験の受験者数そのものが増加傾向にあるため、合格する人の数も年々多くなっていることも読み取れます。

保育士の難易度を学校の種類や独学で比較

保育士になるためには、「専門学校」「通信教育」「独学」の3つの手段があります。それぞれの手段について、特徴と難易度、メリット・デメリットをご紹介ますので、ご自分に合った学習法選びに役立ててください。

■指定保育士養成施設(大学・短大・専門学校)

日本には「指定保育士養成施設」と呼ばれる、保育士養成のための大学や短大、専門学校があります。これらの学校を修了すれば、保育士試験の受験が免除され、修了と同時に保育士資格を取得できます。

ただし、修了のためには2〜4年かけて学校に通わなければなりません。その時間を捻出しなければならないという意味で、ハードルが高い手段です。

指定保育士養成施設で保育士を目指すメリットとデメリットは、以下のとおりです。

・メリット:保育士試験の受験が不要、学校によっては幼稚園教諭免許も取れる

・デメリット:時間の都合をつけなくてはいけない、他の手段に比べて費用が高い


■通信教育

保育士試験のための通信教育もあります。通信教育では、講師陣が作成したオリジナルテキストを使って、自宅など好きな場所で、好きな時間に学習することができます。自分の都合に合わせて講師の指導を受けられるため、比較的ハードルが低い学習方法です。

実技試験だけの通信教育もあるため、筆記試験対策は独学で行い、実技試験対策のみ通信教育を利用することも可能です。

通信教育で保育士を目指すメリットとデメリットは、以下のとおりです。

・メリット:学校より費用が安い、独学に比べて法改正にも対応しやすい

・デメリット:独学に比べると費用が高い、面と向かっての指導が受けられない


■独学

保育士試験は、独学で合格を目指すことも可能です。さまざまなテキストや参考書が販売されており、全国保育士養成協議会のホームページで過去問を閲覧することもできます。

独学する場合、学習方法や使う参考書などをすべて自分で決めなければならないので、勉強が苦手な方にはハードルが高い方法かもしれません。

独学で保育士を目指すメリットとデメリットは、以下のとおりです。

・メリット:自由なやり方で学習できる、他の手段に比べて費用が安い

・デメリット:添削が受けられない、法改正への対応が難しい

最短距離で確実に保育士になるには

保育士を目指す方々の中には、できるだけ時間をかけずに保育士になりたいという方もいらっしゃるでしょう。最短で保育士になるためには、養成学校に通わずに、保育士試験に合格するルートを選ぶのがおすすめです。そして、保育士試験に確実に合格するためには、独学ではなく通信教育を受けるのがポイントです。

通信教育を利用した場合、受講申込みから最短6ヶ月ほどで資格取得にたどり着くことが可能です。その後「保育士登録簿」への登録手続きを済ませれば、保育士として働くことができます。

保育士試験は毎年2回実施されています。受けたい試験日程に合わせて、通信教育の受講開始時期をチェックしてみると良いでしょう。また、試験を受けるためには受験資格を満たしている必要があります。全国保育士養成協議会のホームページで、あらかじめ確認しておきましょう。

おわりに

保育士になるためには、保育士試験を受けるのが近道です。ただし保育士試験は、合格率が20%ほどの比較的難しい試験です。

試験に向けては独学で勉強することもできますが、確実に合格をめざすなら通信教育がおすすめです。実技科目だけを学べる通信教育もあるので、自分の事情に合わせてうまく利用しましょう。

この記事を書いた人
えんみっけ!事務局長 Y.T
「えんみっけ!」の開発・運営の責任者(園児の子どもを持つパパ)です。
保育に関わる方たちとの交流を通じて、役に立つ情報を発信していきます。

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