就活前の園見学は志望動機探しに有効!園見学のススメ
そのような時はぜひ「園見学」をしましょう。
園見学は、保育園が採用活動の一環として、日常保育の様子を志望者に見学させてくれる場です。
なかなか目にすることができない子どもたちの保育園での過ごし方や、保育士同士の関係性、保育園の方針などを確認するために大変役立ちます。
実際に園を見学するためのステップ

①志望する園を選ぶ
保育士としての就職活動は、まず「どの園で働きたいか」を決めることから始まります。園ごとに保育方針や雰囲気、福利厚生などの特色が異なるため、採用情報をチェックしながら、自分の理想や希望に合った園を探しましょう。早めに園探しを始めることで、より自分に合った職場を見つけやすくなります。
②迷ったときは学校相談&就職フェアを活用しよう
保育園選びに迷ったら、学校の先生に相談し、気になる園をピックアップしましょう。雰囲気を知りたい場合は就職フェア参加がおすすめです。
③園見学の申し込み方法を調べる
見学したい園が決まったら、申し込み方法を確認しましょう。最近はホームページからの申し込みが主流ですが、電話やメールのみの園もあります。園ごとの指示に従い、マナーを守って申し込み手続きを進めましょう。
④園について下調べをしておく
園見学の申し込みと並行して、園の保育方針や職員構成、行事内容などをWebや公式情報から調べておきましょう。信頼できる情報源を選び、気になる点や質問したいことをまとめておくと、見学時に役立ちます。
⑤可能であれば事前に園を下見する
時間に余裕があれば、実際に園の外観や周辺環境を見に行きましょう。登園・降園のタイミングに合わせて訪れると、子どもや保護者の様子、園の雰囲気をよりリアルに感じることができます。
⑥お礼状を送る
見学後は、できるだけ早く(目安は1週間以内)お礼状を送りましょう。お礼状には、見学の機会をいただいた感謝や、印象に残った点、今後の意欲などを具体的に記載すると好印象です。手書き、もしくはメールで丁寧に送るのがマナーです。
園見学を受け付けている時期は?
園見学の受付時期は園によって異なりますが、一般的には新卒保育士の就職活動が本格化する前の3月頃から見学希望者の募集が始まることが多いです。
就職活動のピークは6月~11月ですが、人気の園は早めに受付を締め切る場合もあるため、気になる園はホームページやSNSをチェックし、タイミングを逃さないようにしましょう。
また、4月就職を目指す場合は、8月~9月頃に園見学を行うのが一般的です。園によっては通年で見学を受け付けている場合もあるので、事前に確認することが大切です。
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見学する園を探す方法

えんみっけ!で探す
「えんみっけ!」は、保育園や幼稚園の情報をまとめて検索できるサイトです。地域や希望条件を入力するだけで、たくさんの園の情報を比較検討できます。効率良く自分に合った園を見つけたい方におすすめです。
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保育士の就職フェアに行く
ホームページだけでは分からない園の雰囲気を知りたい場合は、保育士向けの就職フェアに参加してみましょう。多くの園が出展しており、担当者から直接話を聞くことができます。「気になる園がある」「まずは雰囲気を知りたい」という場合にも気軽に参加でき、園選びの幅が広がります。
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通っている学校に相談する
園が多すぎて迷ったときは、学校の先生やキャリアセンターに相談するのも有効です。事前に気になる園をいくつかピックアップしておくと、先生から具体的なアドバイスや卒業生の情報を教えてもらいやすくなります。自分に合った園を見つけるためのサポートを受けましょう。
就活前の園見学に向けてやっておくべき準備
園見学は、いざ選考に進んだ際に大変役立ちます。
ここでは、園見学時前に準備しておきたいことや、注意点について解説します。
「園見学したい理由」を分析しよう
園見学を申し込む前に「なぜ、この園を見学したいのか」を自分なりに分析してみましょう。
もちろん、前提としてこの保育園で保育士の仕事をしたいと思ったから、というのはあると思います。とはいえ、なぜ「ここが良いのか」、「ここでなくてはいけないのか」この理由を明確にするために、園見学をするのではないでしょうか。
実際に園の様子を見なければ、その理由を明確にするのは難しいでしょう。
しかし、事前に自分なりのその理由をピックアップしておくことが重要です。この作業をしておくことで、園見学がより一層充実したものになります。
園に質問したいことを準備しておこう
ホームページやパンフレットで分かる内容は事前に確認し、より深く知りたいことや現場でしか分からないことを中心に質問すると好印象です。
メール・電話で申し込む際の注意点
園見学の申し込み時点から、すでに選考は始まっています。メールや電話でのマナーや言葉遣いはもちろん、園が通常の保育時間中に対応してくれていることへの感謝も大切です。ここでは、メール・電話で申し込む際の注意点をまとめました。
メールで申し込む場合の注意点
- 丁寧な言葉遣いと正しい敬語を心がけ、「伺う」「ご対応いただく」などの謙譲語を適切に使い、失礼のない文章にしましょう。
- 誤字脱字がないか送信前に必ず見直し、文章の構成や表現にも注意を払いましょう。雑な印象を与えると、入職意欲が低いと判断されることがあります。
- 件名や本文で「誰が」「どんな目的で」連絡しているのかを明確にし、自己紹介、見学希望の旨、希望日程、連絡先など必要な情報を簡潔に記載しましょう。
- 送信する時間帯にも配慮し、園の業務時間内(平日の日中など)に送るのが望ましいです。
- 園から返信があった場合は、できるだけ早く丁寧に返事をし、感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。
- 服装や持ち物について不明な点があれば、メール内で「スーツで伺ってもよろしいでしょうか」などと確認しておくと安心です。
- 申し込みのタイミングは、園見学希望日の2週間前までに行うのが理想的です。
電話で申し込む場合の注意点
- 忙しい時間帯(登園・降園時やお昼時)を避け、13時~15時など比較的落ち着いている時間にかけるのがマナーです。
- 電話をかけたら、まず元気良く挨拶し、通っている学校名とフルネームを名乗りましょう。自分が就活生であることを明確に伝えることで、園側も対応しやすくなります。
- 「園見学を希望しています」と用件を簡潔に伝え、園の職員の質問に従って名前や希望日などをはっきり答えましょう。
- メモを用意し、日程や持ち物、担当者名などの指示をしっかりメモしておきましょう。事前に質問事項や希望日時も整理しておくとスムーズです。
- 丁寧な言葉遣いと明るい声を意識し、最後に「お時間をいただきありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えることが大切です。
- 園見学の申し込みは、できれば希望日の1~2週間前までに連絡し、園の都合に合わせるよう心がけましょう。
- 園の保育方針や魅力に共感した点を伝えると、熱意が伝わりやすく好印象です。
このように、メール・電話いずれの場合も「丁寧さ」「配慮」「迅速な対応」がポイントです。園見学の申し込みから、すでに選考が始まっているという意識を持ちましょう。
就活前に園見学をするメリット
園見学をするメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
自分の目で確かめることで園への理解が深まる
ホームページ上の情報だけでは、なかなか実情を知るのは難しいものがあります。
百聞は一見に如かずというように、自分の目で確かめると、さまざまなことが分かります。
園見学では子どもたちの様子や、保育士同士の関係性、教育理念がどの程度保育に活きているかなど、しっかりと確認するようにしましょう。
自分が就職した後の姿をイメージできる
実際に働いている保育士の様子を見ることで、自分が就職した後のイメージがつきやすいというのも、園見学のメリットです。
見学しながら「自分がこの教室で保育をするかもしれない」「この子どもたちと、どのような楽しい取り組みができるかな?」と、想像してみてください。
そうすることで、より具体的に自分が就職した後の姿をイメージできるでしょう。
子どもたちや保護者、先生の雰囲気が分かる
ホームページは園をPRするツールのひとつですから、使われている写真や、書かれている文章は「この園良さそう!」と思ってもらえるものを取り上げていると考えましょう。
実際に園に足を運んでみると、ホームページの印象とは大きく違っていた、ということもあります。
そのようなミスマッチを防ぐためにも、一度実際に足を運んでおくことは、就職活動に大変役立ちます。
園にとっても、本来の自分たちの姿を見て、そのうえで志望してくれた学生は、ありがたい存在です。
お互いのためにも、効率よく就職活動をすすめるためにもぜひ園見学を活用しましょう。
面接に役立つエピソードが見つけられることも
園見学で目にしたことや、子どもたちや保育士と過ごした時間は、志望動機を作成する際にとても役立ちます。
実際の経験をベースに作成できるため、説得力のあるエピソードになりますから、これは大きな強みとなるでしょう。
保育園の日常を知る絶好の機会!園見学は積極的に参加して
園見学は、応募前に園のことを詳しく知ることができる貴重な機会です。
少しでも興味がある園には、積極的に足を運んでみてください。
園見学も、回数を重ねるごとに、自分が気になるポイントなどが分かるようになりますよ。
園見学での経験が就活に活きる!おさえたいポイント

ここでは、園見学の時にチェックしたいポイントについて確認しておきましょう。
設備の新しさや清潔度
就職するとなると、多くの時間を保育園で過ごすことになりますから、設備の新しさは気になるポイントといえるでしょう。
大切なのは、新しさだけではなく、大切に手入れされているかどうかです。
新しくない設備であっても、丁寧にお手入れをして使い続けているというのは、素晴らしいことといえるでしょう。
ものを大切にする姿勢は、子どもたちにも伝えていきたいことですから、そういった姿勢を見せるという意味でも魅力ある園といえるかもしれません。
ただ、いくら大事に使われていても、壊れていたり、使いにくい状態に陥っている場合は、問題があります。
自分が仕事をする場として、保育施設だけでなく、職員ロッカーなどについてもチェックしておくと良いかもしれません。
展示されている製作品
園の壁などに展示されている製作品も、チェックしておきたいポイントです。
子どもたちがどのような製作をしているのかももちろんですが、子どもたちの作品を飾る保育士たちの作品もぜひ見ておいてください。
「自分がこの園で働くことになった場合は、このような製作品が求められる」と意識しながら見ておくことで、より就職した後の仕事内容を具体的にイメージできるでしょう。
理念や教育方針、保育方針
園の教育方針や保育方針は、ホームページなどに記載されていますから、園見学前には一読していることと思います。
園見学当日には、実際に園の方針がどのような形で保育に活かされているか、そして子どもたちに反映されているかに注目してみてください。
音楽や製作、外遊びに力を入れているというような具体的な方針の場合は、それがどのように実際の保育に取り入れられているか分かりやすいのですが、どのような精神で保育をしているかという理念の部分というのは、なかなか分かりにくいと思います。
そういったポイントを、園見学の中で見つけることができれば、自分としても納得のうえ園選びができるでしょう。
災害時の避難経路
園にもよりますが、保育園は0歳~6歳までの子どもを預かる場所です。
その命を任せられている、ということですから、災害時の避難経路などがしっかりと確保されているかどうかは、大変重要なポイントとなります。
園見学時には、災害時の避難経路もチェックしてみてください。
ICTが導入されているか
ICTを活用することで、これまで手書きで作成していた保護者との通信欄のやりとりや、園だより作成、保育計画作成などがアプリ上で完結できるケースもあります。
ICT導入は、保育士の業務負担軽減に大変役立つのです。
新型コロナウィルス感染症の影響もあり、保育業界全体のICT化は今後進んでいくことが予測されます。
世の中の流れに合わせて、変化し、発展していこうという姿勢を持っているかどうかは、重要なポイントとなりますから、しっかりチェックしておきましょう。

保育に関わる方たちとの交流を通じて、役に立つ情報を発信していきます。
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