保育園・幼稚園への就職に見学が必要な理由とは?いつから行うべき?

2020.06.09 | 見学
保育園や幼稚園へ就職を考えている学生の皆さん、園への見学についてはしっかりと計画を立てていますでしょうか?園見学は就職先を選ぶ際にも、就職後にイメージしていた通りの働き方を実現するためにも重要となってきます。

そこで今回は、なぜ保育園や幼稚園への就職活動において、園見学が必要なのかという理由や何回・何園ほど見学を行うべきなのか、見学を始めるタイミングなどについてご紹介していきます。

なぜ保育園や幼稚園への就職で見学が必要?

まずはなぜ保育園や幼稚園への就職で見学が必要なのか、その理由についてご紹介していきます。しっかりと見学の必要性を理解しておくことで、どんな目的を持って見学に臨むべきなのかを理解し、周りの保育学生との差もついてくるはずです。

園見学は保育実習とは違う

まず根本的な部分ですが、園見学と保育実習は異なります。 保育実習は免許を取得するためにカリキュラムに組み込まれている実習です。園見学は保育実習とは違い、就活者が園の方針や施設、さらには保育士や教諭間の人間関係なども含めて見学し、就職先を選ぶ際に行います。

園見学の必要性とは

先ほども触れましたが、保育士や教諭同士の仲が悪かったり、保護者の意見が理不尽に厳しかったりすると、思い描いていた理想の仕事風景とは大きく異なることとなりますので、早期退職につながってしまうこともあります。 しかし、就職する園を事前に見学しておくことで、求人情報やホームページなどでは測りきれない情報も見て・感じておくことで、就職後の「イメージと違った」といったミスマッチを防ぐことができます。

保育園や幼稚園の見学は何回くらいするべき?

園見学の重要性についてはお分かりいただけたかと思いますが、保育園や幼稚園への見学は何回ほど行うべきなのか、何園ほどを回って見学すればいいのかについても見ていきましょう。

園見学の回数に制限はないが、多すぎると迷ってしまうことも

園見学の回数については特に制限もなく、園も何箇所までしか回ってはいけないという決まりもありません。 従ってよりよい職場環境を求めるのであれば、自身が納得できる園に出会うまで園見学を続けるのがベストと言えるのではないでしょうか。 ただし、園見学をあまり行いすぎると、様々な園のいい部分と悪い部分を体験するということになりますので、園見学を行うほどにどこの園に決めればいいのかを迷ってしまうこともあるようです。 そのため、園見学を行う回数の目安としては3~5回が適切と考えられています。 1~2回だと緊張もしているので園の全体像を掴みづらく正しい判断ができないことや、かえって6回以上の見学を行うと決めきれず迷ってしまうことにもなってしまうようです。 園見学は3~5回ほど行い、いくつかの保育園や幼稚園を比較した上で就職先を決定することをおすすめします。

保育園や幼稚園の見学を始めるタイミングについて

保育士や幼稚園教諭の採用がピークとなるのは例年9月から11月ごろで、一般企業よりも少し遅いのが保育園や幼稚園の採用の特徴です。 しかし、見学においては早い園では3月初旬ごろから見学の受付を行っているところもあります。 そのため、なるべく早く情報収集は行っておき、あらかじめ希望する保育園や幼稚園をピックアップしておきましょう。事前に受付情報をリサーチしておくことで複数の園への見学が無理なく行えます。 園見学の時点で採用についての話が出るケースもあるようですので、やはり見学は早めに行うのが吉と言えます。

おわりに

今回は保育園や幼稚園への就職における園見学の必要性について紹介してきました。 園見学は自身の就職活動や就職後の働き方をイメージするためにも重要ですが、保育園や幼稚園側の視点からするとどの学生を採用したいかを見極める機会でもあります。 園見学はなるべく早く行い、保育園や幼稚園から求められるような立ち振る舞いができると好印象でしょう。

以下のコラムでは、保育園や幼稚園の見学を始める前に知っておきたい園選びのポイントをご紹介しています。ぜひ、こちらの記事もご一読ください。
【保育学生必見】保育園・幼稚園の選び方のポイントを解説!

保育園や幼稚園見学でのマナー

保育園や幼稚園の見学をしていると、具体的な採用の話が出る場合もありますので「見学だけだから」という中途半端な気持ちではなく、「いつから就職しても大丈夫」という心の準備も必要です。

保育園や幼稚園へ見学に行くとき、特に気を付けておきたいポイントが4つありますので、ご紹介します。


■時間に余裕を持つ

保育園や幼稚園を見学するポイントの1つ目は「時間に余裕を持つ」ことです。

初めて行く保育園や幼稚園の見学をする場合は特に、時間には余裕を持って到着すべきでしょう。見学の10〜15分ほど前には、現地に到着できるように出発すると安心です。時間に遅れてしまうと、ルーズな印象を与えてしまいますし、見学落ち着いてできなくなってしまいます。

特に電車やバスを利用する場合は、遅延が起こる可能性もあるので、最低1本前のものに乗るべきです。乗り換えがある場合や普段は足を運ばない場所へ行く場合は特に注意し、乗り換えや、最寄りの駅からの園の行き方などをしっかりと事前に調べておくようにしましょう。

また、とりあえず出発し、経路や時間を調べながら行けばいいと思っていると、思わぬハプニングが起こる可能性もあります。事前に園までの地図などを印刷しておいたり、公共交通機関を利用する必要があれば時刻をチェックしたりし、いつから出かける必要があるのか、どうやって電車に乗るかなど、見学当日の流れを事前に頭の中でシミュレーションしておくと安心です。


■挨拶をする

ポイントの2つ目は「挨拶」です。

挨拶は、その人の第一印象を決める大きなポイントになります。園に着いたら、まずは、自分から大きなはっきりとした声で挨拶をしましょう。

先述しましたが、園を見学する時点で就職活動は始まっているという意識を持つことが必要です。

園で会った保育士や教諭、園長先生はもちろん、園児や、送迎で来ている園児の家族の方にも、明るく笑顔で挨拶をしましょう。園の担当者もそういった姿を目にすれば、実際に勤務した姿を想像することができるので「いつからでも働いてもらえるな」「必要な人材だな」と思ってもらえるでしょう。

また、実際に働くことになった時にも、こうした必要とされていることが身に付いていれば、いつからでもスムーズに仕事を始めることができますね。


■メモをしっかりとる

3つ目のポイントは、「メモをしっかりとる」ことです。

園の見学を始める際に、「メモをとってもいいですか?」と一言尋ねておくと、気遣いができるという好印象を持ってもらえます。許可をもらえたら、いつでもメモできるように、ノートにペンを挿しておくなど、準備をしておくといいでしょう。

あらかじめ、どのような保育園・幼稚園なのか理解しているつもりでも、実際に行っている保育とは異なっている場合がありますので、確認が必要です。

イメージから具体化していくために、知りたいことはこの機会にどんどん尋ねてみるといいですよ。

【保育園や幼稚園に尋ねておきたいことの例】

・いつから開園し、地域でどのような役割を果たしているか
・登園後には、いつから何を始めるのか(お遊戯やお祈りなど)
・標準時間の時間帯は何時から何時までか、降園準備はいつから行うのか
・給食の有無、あるならいつから準備を始めるか
・定例のイベントはあるか
・お昼寝はいつからやめるのか、布団は誰が管理するのか
・いつからトイレトレーニングを始めるのか など

聞いたことはもちろん、自分が気になる点や必要だと感じたこともメモしておきましょう。メモをしっかり残しておけば、後で振り返ったときにどの保育園や幼稚園が自分に合っているか検討しやすくなります。

特に、保育園や幼稚園の見学が初めての場合や、どうしても就職したい園を見学した場合、緊張して頭が真っ白になってしまう可能性もありますので、メモを取ることは必要なのです。


■最後まで気を抜かない

園に入るまでは緊張していても、子どもの笑顔や遊んでいる姿を見ているうちに、いつからか緊張の糸が解けることもあるかもしれません。それでも、保育園や幼稚園の見学は、最後まで気を抜かないことが必要です

見学が終わると、担当者によっては園の出入り口まで見送ってくれることがあります。このとき、必ず「本日はありがとうございました」と深くお辞儀し、お礼の気持ちを述べましょう

また、姿が完全に見えなくなるまで見送ってくださることもあります。園から自分の姿が見えなくなるまで気を抜かないように意識してください。

保育園や幼稚園見学ではここに注目

自分が実際に働くかもしれない保育園や幼稚園の遊びや活動内容、保育方針や職員同士の関係性、子どもとの接し方などはチェックが必要なポイントです。


 ■子どもへの関わり方

保育園や幼稚園を見学するときの一番のポイントは、保育士が子どもとどう関わっているかということです。

【保育園・幼稚園の保育者が子どもとどう関わっているかを見るポイント】

・遊びの時間が始まる/終わるとき、いつから促しているか
・遊びの場面で、保育者がどのような意図を持って接しているか
・子ども同士でトラブルが発生したら保育者はいつから、どのように介入しているか
・複数の子どもに対応しなければいけないとき、どのようなことに気を配っているか


■職員同士の関わり方

子どもへの関わり方と同様に、保育園や幼稚園を見学するときには職員同士の関わり方を観察することも必要です。保育の仕事では、実際に勤務する際には職員同士の連携が重要となってきます。

保育園や幼稚園で子どもと関わっている職員は、保育士や教諭だけでなく、おやつや食事を準備する給食の担当者、掃除や洗濯の担当者もいます。職員同士は、何か活動を始めるとき、いつからどのように声がけをし合っているのか、連携の仕方や職員同士の雰囲気も確認しましょう。

自分も馴染めそうな雰囲気なのか、一緒に仕事をしているつもりで様子を見学するとイメージをつかみやすいです。

 

■設備

最後に、子どもへの関わり方、職員同士の関わり方と同じくらい確認をすることが必要なのは、保育園や幼稚園の設備です。設備によってどのような保育や遊びが展開できるのか変わってきますので、よくチェックしておきましょう。

遊具があったら、月齢・年齢的にいつから使っているのか、夏場や冬場の設備(プールや雪遊びなど)があるのかについて尋ねてもいいかもしれません。

例えば、外遊びを充実させている保育園や幼稚園では夏になると、大型のプールを設置する場合があります。いつから、誰が、どのようにプールの設置準備をするのか、いつからプールに入り出すのかも聞いておきたいところですね。

設備について知ると、その保育園や幼稚園のこだわりも見えてくるかもしれません。

この記事を書いた人
えんみっけ!事務局長 Y.T
「えんみっけ!」の開発・運営の責任者(園児の子どもを持つパパ)です。
保育に関わる方たちとの交流を通じて、役に立つ情報を発信していきます。