保育士の試験は独学でも合格できる?勉強法や実技への対策

2019.12.06 | 資格・試験
保育士の人手不足が深刻化している今こそ、保育士になりたい!と考えている方は多いのではないでしょうか?しかし、保育士資格を取得できる大学や短大、専門学校に今から2~4年かけて通うのは難しいという方も多いでしょう。

そこで本記事では、保育士資格に独学で合格することは可能なのかをご紹介します。独学での勉強法や実技対策についても併せてご説明しますので、保育士への転職を考えている方や保育士に興味がある方は是非参考にしてください。

保育士の資格試験の合格率は?

子ども達の命を預かるという大きな責任が生じる保育士の資格は、とても難易度が高いのでは?と考えている方も多いでしょう。実際に、保育士の資格試験のここ5年の合格率は、上記の通りで、合格率は約20~25%のため、決して高いとはいえない合格率です。

実技試験単体の合格率は80%を超えているため、合格率の低さは筆記試験の難易度の高さが原因とされています。
保育士の資格試験における筆記試験の合格条件は、以下の3つで構成されています。
・9科目すべてにおいて60点以上得点すること
・合計点数800点の8割である640点を得点すること
・すべての科目で6割以上を得点すること

さらに、例年1~2教科は難易度が高い教科が含まれているため、9科目をまんべんなく学習して高いレベルの知識や理解をし、難しい問題にも対応できるように準備しておく必要があります。

独学で保育士試験を受験する際の勉強法

独学で保育士試験に合格するのは無謀なのかというと、そんなことはありません。
しかし、大学や専門学校で保育について学ぶ場合、あらかじめ組まれていたカリキュラムに沿って勉強するため、受験日までに学習が間に合わなかったり学習漏れがあったりするトラブルはまず起こりません。
対して独学で勉強する場合、決まったカリキュラムがないため自身の学習進度が遅いのか早いのかも把握できません。
周りと比較できない点に注意しながら、以下の勉強法で学習することをおすすめします。

1.学習計画を立てる
まずは受験日から逆算して学習計画を立てましょう。
1日に何時間勉強時間がとれるのかを計算し、余裕を持ったスケジュールにしておきます。ただし、長期間にわたる計画だと立てるのも実行するのも面倒になってしまう方もいらっしゃるかと思います。
それぞれにあった学習期間を定めたうえで、資格勉強に取り組みましょう。

2.テキストの内容をチェックする
保育士資格用のテキストを購入し、一通り目を通しましょう。
この段階ですべての内容を覚えようとする必要はありません。重要そうな単語や文章にマークをつけておくなどの工夫は良いですが、概要や大まかな内容を把握する目的でのテキストのチェックなので、ノートにまとめるといったことはこの時点では必要ありません。

3.過去問や予想問題を解く
全くテキストの内容を覚えていない状態でもまずは一度過去問や予想問題を解いてみましょう。
解くことで知識がアウトプットされ、効率良く定着させることができます
ここで重要なのは、間違えた問題にチェックをつけて分かるようにしておくことです。

4.ノートにまとめる
過去問や予想問題で間違いが多かった分野のテキストを見直し、ノートにまとめましょう。
つまり、ノートには自分の苦手範囲だけが載っている状態です。
既に定着している知識をノートにまとめても効果は薄いので、効率良く学習できます。

1~4の順に学習がおわったら、3と4の手順をできるだけ多く繰り返し、まずは苦手分野から知識を定着させ、全体的に点数を伸ばしていきましょう

保育士試験の実技はどう対策する?

独学で最も悩んでしまうのが、実技試験の対策です。
以下で紹介する3つの教科の内2つを選んで受験する方式ですが、どれも自分で得点がつけられない分、独学での勉強が難しいです。
ただし先述の通り、実技試験の合格率は80%を超えているため、大きな失敗がない限りは合格できるので、試験勉強に割く時間は筆記試験の対策に重点を置くべきです。

【音楽表現】
ピアノ、ギター、アコーディオンのいずれかで課題曲を弾きながら歌う試験です。
自分が弾きながら歌っている場面をスマートフォンなどで動画に撮り、元気良く楽しそうに堂々と歌えているか確認していくのがおすすめです。

【造形表現】
保育の一場面を色鉛筆で表現する試験です。人物を描くことは必須なので、人物を描く練習をすることと、過去問を解いて出題傾向を把握することが重要です。

【言語表現】
3歳児のクラスで3分間話す場面を想定した試験。こちらも話している所を動画に撮って、早口になりすぎていないか、視線は子ども達に向いているか、分かりにくい言葉や表現・言い回しを使っていないかなどを確認してみましょう。

実は、保育士資格がなくても「保育補助」として園でアルバイトを行うことができます。
アルバイトで実際の仕事を経験することは、保育士試験の実技にも活かすことができるでしょう。
保育補助のアルバイトに関しては、以下のコラムで詳しくご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
保育学生でもできる「保育補助」のアルバイトとは?

おわりに

保育士資格試験は合格率が20%~25%と、難易度の高い試験です。しかし独学でも、やり方次第では十分に合格可能です。
今回ご紹介したように、筆記試験の対策は過去問や予想問題をできるだけ多く解いてアウトプットの量を増やし、実技試験の対策は動画に撮って自分を客観視するのがおすすめです。
正しい勉強法を実践し、独学でも試験に合格して保育士資格を取得しましょう。

この記事を書いた人
えんみっけ!事務局長 Y.T
「えんみっけ!」の開発・運営の責任者(園児の子どもを持つパパ)です。
保育に関わる方たちとの交流を通じて、役に立つ情報を発信していきます。

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