保育園・幼稚園の見学時に必要な持ち物は?
このページでは園見学に持参するべき持ち物について紹介し、合わせてマナーや言葉遣い、よくある質問に回答していきます。
これから保育園・幼稚園に園見学、そして就職試験を控えている方は必見の内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。
【必須】園見学に持参すべき持ち物について
筆記用具・メモ帳
園見学では、筆記用具とメモ帳は必須アイテムです。見学中は園の雰囲気や保育士の動き、設備の特徴、職員同士の関わり方など、実際に見て感じたことや気づいた点をその場で記録することが大切です。
また、事前に準備した質問の答えや、園の方から説明された内容も忘れないうちにメモしておくことで、後から情報を整理しやすくなります。
メモを取る姿勢は、園側にも「積極的に学ぶ意欲がある」と好印象を与えます。さらに、複数の園を見学する場合、後から比較検討する際にも役立つため、詳細に記録しておくと良いでしょう。
ペンやシャープペンシルは予備も用意し、メモ帳は立ったままでも書きやすいサイズを選ぶのがおすすめです。最近ではスマートフォンでメモを取る方もいますが、園によってはマナーとして紙のメモ帳の方が好印象となる場合もあるため、アナログの筆記用具を持参しましょう。
見学の内容をきちんと記録することで、面接や志望動機作成にも活かせます。特に、園の特徴や印象に残ったエピソード、職員の対応などを具体的に記録しておくと、後日振り返る際や志望理由を考える際に非常に役立ちます。
A4クリアファイル
園見学では、資料やパンフレット、名刺などを受け取ることがよくあります。これらを折り曲げずにきれいな状態で持ち帰るために、A4サイズのクリアファイルを持参しましょう。
クリアファイルがあれば、配布された書類をすぐに整理でき、カバンの中でぐちゃぐちゃになる心配もありません。特に、園によっては見学時に重要な説明資料や募集要項などを渡されることもあるため、きちんと保管することで後から見返す際にも役立ちます。
また、クリアファイルは複数枚用意しておくと、園ごとに資料を分けて整理できるので便利です。透明タイプのものを選べば、中身が一目で分かり、必要な資料をすぐに取り出せます。
面接や就職活動全般でも活躍するアイテムなので、常にカバンに入れておく習慣をつけると安心です。
さらに、クリアファイルには自分用のメモやスケジュール帳、園からの連絡事項などをまとめて入れておくことで、持ち物の管理もしやすくなります。
上履き・スリッパ
多くの保育園や幼稚園では、見学の際に園内で上履きやスリッパへの履き替えが求められます。園によっては貸し出し用のスリッパが用意されている場合もありますが、衛生面やマナーを考えると自分用の上履きを持参するのが望ましいです。
特に保育現場では、子供たちの安全や衛生管理が徹底されているため、外履きで園内を歩くことは避けましょう。コンパクトに折りたためるスリッパや、持ち運びしやすい上履き袋も用意しておくと便利です。
上履きは無地で落ち着いた色合いのものを選び、派手なデザインやキャラクターが描かれたものは避けるのがマナーです。自分の上履きを持参することで、園側への配慮や社会人としての基本的なマナーが伝わります。
また、園によっては裸足保育をおこなっている場合もありますので、事前に見学予約の際に持ち物や履き替えの有無を確認しておくと安心です。
ストッキング・靴下
園見学では、服装の清潔感やマナーが重視されます。女性の場合、スーツやきちんとした服装に合わせてストッキングを着用するのが基本です。
特にパンツスタイルでも、素足は避け、肌色のストッキングや無地の靴下を履くようにしましょう。万が一、ストッキングが伝線したり破れたりすることもあるので、予備をカバンに入れておくと安心です。
男性も、スーツやきれいめな服装には無地で落ち着いた色の靴下を選びましょう。派手な柄やキャラクターものは避け、清潔でシンプルなものが好印象です。足元まで気を配ることで、園の先生方にも丁寧な印象を与えられます。
園によっては靴下のみで過ごす場合もあるため、見学前に確認しておくと良いでしょう。ストッキングの予備は小さなポーチなどに入れておくと、カバンの中で迷子にならず便利です。
大きめのカバン
園見学では、資料やパンフレットなどを受け取る機会が多くあります。これらを折り曲げずに持ち帰るためにも、A4サイズがゆったり入る大きめのカバンを用意しましょう。
カバンが小さいと書類が折れてしまったり、他の持ち物と混ざってしまったりすることもあるので注意が必要です。
肩にかけられるタイプや自立するタイプだと、見学中に両手が使えて動きやすくなります。さらに、筆記用具や上履き、予備のストッキングなどもまとめて収納できるため、持ち物が多くなりがちな園見学には大きめのカバンが便利です。
ハンカチ・ティッシュなど
ハンカチやティッシュは、園見学に限らず、社会人としての基本的な持ち物です。手洗いやトイレの後はもちろん、汗をかいたときやちょっとした汚れを拭くときにも役立ちます。
園内では子供たちや先生方と接する機会も多いため、常に清潔なハンカチを携帯しておきましょう。
また、ティッシュは予想外の場面でも使えるので、必ず持参してください。加えて、エチケットブラシや身だしなみを整えるための小物も持っておくと、直前の身だしなみチェックに役立ちます。
ハンカチはアイロンをかけておくと、取り出したときの印象がより良くなります。ティッシュはポケットティッシュの他に、小さなゴミ袋も一緒に持っておくと、使い終わったティッシュの処理にも困りません。身だしなみを整えることで、園側に丁寧で清潔な印象を与えることができます。
ソーイングセット
園見学の当日、ストッキングが伝線したり、ボタンが取れたり、服のほつれが気になったりすることもあります。そんな時のために、簡単なソーイングセットを持参しておくと安心です。
小さな針と糸、予備のボタンや安全ピンが入ったコンパクトなセットで十分です。
特にストッキングの伝線や服のトラブルは突然起こることが多いので、事前に準備しておくことで慌てずに対応できます。
身だしなみの細やかな配慮は、園の先生方にも好印象を与えるポイントとなります。
ソーイングセットは100円ショップやドラッグストアでも手軽に購入でき、携帯用ケースに入れておけば、カバンの中でもかさばりません。見学前に服の状態をチェックし、必要があればその場で直せるようにしておきましょう。
園見学までに覚えたい最低限のマナーと言葉遣い
学校でマナーや言葉遣いについては就職活動に合わせておこなっていることがほとんどだとは思いますが、園見学までに覚えておきたい最低限のマナーと言葉遣いについて紹介します。
まずは服装のマナーについてです。園見学時の服装は園によって望ましい格好が異なります。
就職希望先に伺うのでスーツが間違いないだろうと思ってしまいますが、園としては職員ではない学生を園の敷地内に入れるということで、保護者から「どうして職員以外が園内にいるのですか?」と聞かれることも想定されるため敏感になっていることも考えられます。
服装に関しては清潔感のある動きやすい格好、もしスーツで伺う場合は事前に園に確認しておくのが無難です。
その他、派手な化粧やヘアセット、染髪も見学には好ましくありませんので、見学も採用試験と同様に考えましょう。
続いては園見学の予約に関するマナーです。
保育園・幼稚園では時間帯によって見学者の案内をおこなうのが難しい時間帯があります。
特に子供たちの食事のお世話をしなければならない11:30〜13:00はなるべく避け、園のスケジュールを考慮した上で予約をしましょう。
詳しくは「保育園・幼稚園の見学は何時に約束する?いつ頃には予約をいれるべ゙き?」で詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。
言葉遣いについてですが、多くの学生の方は敬語に不安を持っているかと思います。
確かに敬語は使えるようになっているべきですが、無理に敬語ばかりを意識してしまうことで園見学の目的を果たせないまま終わってしまっていたということがないようにしましょう。
挨拶と感謝の言葉を忘れず、丁寧に話すだけでも言葉の印象は良くなりますので、あくまで自然体で園見学に臨みましょう。
園見学でよくある質問に回答!Q&A
最後に園見学時によくある質問・疑問を解決していきます。
Q.園見学では子供と触れ合うことはある?
A.絶対にないとは言い切れませんが、原則ないと考えて良いです。
保育園・幼稚園では保護者から子供を預かっている立場ですので、園の職員以外が怪我をさせてしまった際にはもちろん園に責任が発生します。
保護者からもなぜ職員以外が子供と触れ合っているのか説明を求められることになりますので、保育実習などとは違って触れ合うことはないと考えて良いです。
Q.どんな質問をするべき?
A.実際に就職したことを想定し、質問を考えましょう。
園の保育・教育方針や職員と子供との触れ合い方、その他にも情報収集では分からなかったことなどがあればそれをメモしておいて、園見学時に質問してみましょう。
ただし、園見学では給料などお金に関する質問や、少し調べれば分かるようなことを質問してしまうと、失礼、自分で調べる能力がないと思われることもありますので、その点は注意しましょう。
おわりに

園見学は園の雰囲気を実際に体感するのが目的ではありますが、園からもどのような人物なのか、一緒に働いて行けるのかを見られています。
持参物や服装、言葉遣いなど、最低限のマナーは意識して園見学に伺いましょう。
以下のコラムでは、園見学でチェックすべきポイントを解説しています。
これから園見学に行くという方は、持ち物とあわせて、こちらもチェックしてみてくださいね。
保育園・幼稚園の見学で必ずチェックするべき3つのポイントを紹介!

保育に関わる方たちとの交流を通じて、役に立つ情報を発信していきます。
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