園見学の服装はスーツ?何分前?先輩から学ぶ就活成功へのステップ

2020.06.29 | 見学
幼稚園や保育園へ就活を行う上で重要となるのが園見学なのですが、園見学の際には様々な疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
「スーツで伺うべきだと思うけど子供たちと触れ合うのにスーツは…」「到着は面接と同じくらいの余裕を持っていればいいのかな?始業前の挨拶とかないかな?」
今回はこういった園見学を行う際に出てくる就活生の疑問を解決すべく、先輩保育士さん、幼稚園教諭さんの経験から、園見学への臨み方やマナーなどをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

園見学時の服装について

まずは園見学に伺う際の服装についてです。 一般企業であればほとんどの企業がリクルートスーツで問題ありません。保育園や幼稚園での場合は子供たちと触れ合うこともあるかもしれないため、スーツは適していないのではと悩む学生さんは多いようです。 確実なのは園見学で伺う園に直接服装について確認するのがベストですが、服装について何も言われていない場合は清潔感のある動きやすい服装で問題ないでしょう。 幼稚園や保育園に対して「見学にはスーツでお伺いすればよろしいでしょうか?」と事前に確認すると、「動きやすい格好で来てください」と言われることの方が多いようです。 スーツでなくてもいい理由は動きやすいという点があります。しかし、一部の保護者によっては「学生が園内をうろうろしている」とマイナスなイメージを持たれてしまう可能性もあるため、なるべく私服での見学を勧めているという背景もあります。 服装以外の髪色やヘアセット、メイクなどは一般企業と同じく、派手すぎない落ち着いたものにしましょう。

園見学は何分前に到着するべき?

園見学を行う際には、「〇〇時に園に直接来てください」という風に受付を行います。 それでは、この約束の時間の何分ほど前に到着するべきなのでしょうか? 面接時には「5~10分ほどの余裕を持って伺いましょう。」とよく言われますが、幼稚園や保育園の園見学時において10分前到着は少し早すぎます。 多くの場合、園見学の約束をしている時間も働いている保育士や保育園の方もいるので、想定よりも早く見学に訪れるとスケジュールが崩れてしまいます。 「5分くらい」と思うかもしれませんが、子供たちのお世話をしている時間の5分は想像よりも大きなものであるということは理解しておきましょう。 ですので、園見学の当日、園に着くのは約束時間の1~5分前と考えておくといいでしょう。

保育士・幼稚園教諭として求められる人材とは?

では最後に先輩保育士さん、幼稚園教諭さんからも歓迎されて、園から求められる人材とはどういった人物なのかについて見ていきます。 保育園や幼稚園は0〜6歳までの子供たちを保護者から預かってお世話や学習を行う場所です。まずは子供たちの親である保護者と子供たち自身に認められる存在でなければいけません。 「子供だから細かいことはわからない」と思っていても子供たちは大人よりも敏感である部分もあります。ですので、もちろん園児は子供ですが過度な子供扱いはせず、個人を認めてあげて接するようにしましょう。 子供たちから慕われている、好かれている先生というのは保護者からの信頼も集めることが可能です。その為にまずは子供たちを認め、子供たちからも認められる人物であるということが保育士・幼稚園教諭に求められる条件と言えます。 子供たちや保護者の方以外にも、幼稚園や保育園は先生たちが一つのチームとなって子供たちの成長を見守ります。チームとして見守っていく環境を構築するためにも密なコミュニケーションが必要となります。 コミュニケーションスキルが高くなければ保育士・幼稚園教諭になれないということは決してありませんが、最低限伝えなければいけない情報や、子供たちに関する事柄であれば積極的にコミュニケーションを取れる人物でありましょう。


今回は幼稚園や保育園の園見学に伺う際のマナーや保育士・幼稚園教諭として求められる人材などについてご紹介しました。 子供が好きという気持ちはもちろん重要ですが、ただ子供が好きなだけでは先生としての仕事は務まりません。職場に対しても子供たちに対しても配慮を持って行動することが園見学・就活・就職後においても必要となってきます。 ぜひこの記事を参考にしていただき、立派な保育士や幼稚園教諭を目指しましょう!

以下のコラムでは、保育士として好ましい髪形や髪色についてまとめています。
ぜひ、こちらもあわせてチェックしてみてください。
保育士の髪型・髪色に指定はある?茶髪までOK?



おわりに

今回は幼稚園や保育園の園見学に伺う際のマナーや保育士・幼稚園教諭として求められる人材などについてご紹介しました。 子供が好きという気持ちはもちろん重要ですが、ただ子供が好きなだけでは先生としての仕事は務まりません。職場に対しても子供たちに対しても配慮を持って行動することが園見学・就活・就職後においても必要となってきます。 ぜひこの記事を参考にしていただき、立派な保育士や幼稚園教諭を目指しましょう!

以下のコラムでは、保育士として好ましい髪形や髪色についてまとめています。
ぜひ、こちらもあわせてチェックしてみてください。
保育士の髪型・髪色に指定はある?茶髪までOK?


園見学の服装ポイント

それでは、具体的に園見学時の服装ポイントについて見ていきましょう。

園見学の場合、子供たちと触れ合う機会はほとんどないケースが多いです。あくまでも、就職希望者として、園の様子を見学させてもらうことが目的となります。

ですから、就職活動の一環としてリクルートスーツで行くのが一般的と考えましょう。

ただ、園によっては当日保育体験をさせてくれることもあるので、園見学を申し込む際に「スーツで伺ってよろしいですか?」と確認しておくと安心です。

それでは、スーツの場合と私服の場合、それぞれのマナーを確認しておきましょう。


■スーツの場合

スーツ着用の場合は、基本的にリクルートスーツで問題ありません。

リクルートスーツは購入しやすい価格帯のものが多く、一度に準備を整えやすいように靴やワイシャツ、ベルトなどの小物までセットで販売されているものもあります。学生時代はスーツを着る機会も少ないため、「一着も持っていない」という場合は、まずはリクルートスーツを一揃え用意すれば十分でしょう。

ただ、今後のことも考えて、就職活動以外でも使用できるビジネススーツを用意する方もいると思います。

リクルートスーツとビジネススーツは、ぱっと見ただけでは変わりがないように見えますが、ビジネススーツのほうが縫製がしっかりしていて、生地もより上質なものを使っています。今後長く着用したいと考える場合は、ビジネススーツを用意してもいいでしょう。


・スーツのスカートについて

スーツを購入しようとお店に行くと、女性用のスーツにはパンツとスカートの両方が用意されているものが多くあります。

スカートを選ぶ場合、膝が隠れる程度の長さの丈を選ぶようにしてください。

短すぎると露出しすぎている印象を残してしまう可能性がありますし、長すぎると清潔感や新卒らしいフレッシュさが損なわれてしまいます。

また、スカートを着用する際には、ストッキングを穿くのがビジネスマナーです。

寒い時期だとタイツを穿きたくなってしまいますが、肌の色が見えない黒いタイツや色付きストッキングは、カジュアルな印象を残してしまいます。

基本的には、肌色のストッキングを選ぶようにしましょう。


・スーツのインナーについて

スーツを着用する際には、インナーとして着用するシャツにも注意しましょう。

男性も女性も、インナーにシャツを着る場合は、カラーシャツや柄のついたシャツではなく、基本的に白を選ぶと安心です。

デザインでは、襟にボタンがついているボタンダウンのシャツは、就職活動などフォーマルな場面にはふさわしくないとされているので、基本的に避けましょう。

女性の場合、襟もとが大きく開いているものや、フリルがついているブラウスなどは華美な印象を与えてしまう可能性があるので、シンプルなものを選ぶようにしてくださいね。


・スーツの靴について

靴についても、注意したいポイントを確認しておきましょう。

男性の場合は革靴、女性の場合はパンプスを着用するのが一般的です。

保育士というと、子供たちと遊ぶのに適したスニーカーを着用するイメージかもしれません。

ですが、園見学はスーツを着用していくような場ですから、スーツに合わせたフォーマルなもの、革靴やパンプスを履きましょう。

ここで忘れてはいけないのは、革靴やパンプスをきれいに磨いておくということです。

手入れのされていない靴は、相手に「この人は、やる気がないのかな?」という印象を与えてしまう可能性もありますから、注意が必要です。

専用のクロスでさっと磨くだけでも、ずいぶん印象が変わります。

そのひと手間を、ぜひ実践してください。


■私服の場合

私服で行く場合、あまりカジュアルになりすぎないように配慮が必要です。男性も女性も、ジャケットを羽織ると手軽にきちんとした印象となり、おすすめです。

スーツと同様に、女性はパンツとスカートで迷うかもしれませんが、動きやすく、かつフォーマルな印象のものを選ぶようにすると安心です。

太めのパンツや、ミニスカートやロングタイトスカートなど、お洒落さを追求するのではなく、あくまで就職活動の一環であることを意識して、ベーシックな服を選んでください。

露出を控えたロングスカートなら問題ないのでは?と思うかもしれませんが、保育士は子供と一緒に体を動かす場面が多い職業です。ロングスカートを穿いていると、足さばきが悪く動きにくくなってしまい、いざというときに対応できない可能性もあります。

このように、さまざまな点を考慮して、服装を選んでください。

また、私服だからといってアクセサリーを付けていくのはやめましょう。子どもにケガをさせてしまう恐れもあるので、避けてください。

<服装だけじゃない?>好印象を与える髪形やメイクは?

園見学の際に、園長先生や他のスタッフは「この人は保護者や子供に安心感を与えられるか」ということに注目して、様子を見ています。

自分の好きな服やメイクというよりも、ここでは相手に好印象を残すことに努めましょう。


・顔に髪がかからないように

まず、ヘアスタイルについて考えます。

保育士は、普段子供たちと一緒に遊んだり、活動したりする仕事です。髪の毛が乱れにくいように、まとめてある方が好印象といえるでしょう。

ボブヘアの女性の場合も、髪が乱れるたびに髪の毛をかき上げる必要がないように、ピンなどで顔周りはとめておくのがおすすめです。

基本的に、顔が髪の毛で隠れてしまい、表情が見えにくいのはNGと考えてください。

前髪はアップにするか、眉毛にかかるくらいの長さに揃えておきましょう。

顔周りをすっきりとまとめることで、お辞儀をするたびに、髪の毛が顔にかかってしまうのを避けることもできますし、表情も明るく見えます。


・ナチュラルメイクで

女性の場合、メイクも印象を左右する大切なポイントであることを忘れずに、派手な印象を残さない、ナチュラルメイクを心掛けましょう。

ネイルや香水、過度なマスカラやまつエクなどもNGです。

自分の好きなメイクをするのではなく、どのようなメイクをすれば子供たちや保護者、そして一緒に働く保育士に安心感を持ってもらえるかを一番に考えてみてください。


今回は幼稚園や保育園の園見学に伺う際のマナーや保育士・幼稚園教諭として求められる人材などについてご紹介しました。 子供が好きという気持ちはもちろん重要ですが、ただ子供が好きなだけでは先生としての仕事は務まりません。職場に対しても子供たちに対しても配慮を持って行動することが園見学・就活・就職後においても必要となってきます。 ぜひこの記事を参考にしていただき、立派な保育士や幼稚園教諭を目指しましょう!

以下のコラムでは、保育士として好ましい髪形や髪色についてまとめています。
ぜひ、こちらもあわせてチェックしてみてください。
保育士の髪型・髪色に指定はある?茶髪までOK?



この記事を書いた人
えんみっけ!事務局長 Y.T
「えんみっけ!」の開発・運営の責任者(園児の子どもを持つパパ)です。
保育に関わる方たちとの交流を通じて、役に立つ情報を発信していきます。

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