【園関係者向け】保育士の採用方法をご紹介!オンライン化が進む採用現場に迫る

2020.09.24 | 就職・転職 | 給料・環境
近年、保育業界は慢性的な人手不足が続いています。
保育業界は、特に女性が多い現場であるため、結婚や出産によって離職してしまう人も多く、そのたびに採用活動を行うものの、なかなか人材が集まらないという背景があるようです。
また、2020年に入り、コロナウイルス感染拡大の影響からオンラインでの採用活動がとても活発になっています。新しい技術を使った採用方法にも柔軟に対応していくことは、保育士を安定して確保するための必須条件といえるでしょう。
そこで今回は、多岐にわたる保育士の採用方法をご紹介しながら、オンライン化に対応する方法についても解説していきます。
ぜひご一読いただき、参考にしていただければ幸いです。

保育士の採用方法は?

保育士の新規採用を検討している場合、主に3つの募集方法が考えられます。

・人材紹介サービス
・求人サイト
・専門学校や大学などの養成施設での求人

それぞれの採用方法の特徴や、メリット・デメリットなどをご紹介します。


<方法①>人材紹介サービスを活用する

人材紹介サービスは、紹介会社が人材を採用したい企業に対して、求職者を紹介してくれるサービスのことを指します。

保育士向けの人材紹介サービスには、多くの保育士が登録しています。保育園側はどのような人物を何人採用したいかを伝えることで、条件にマッチした保育士を紹介してもらうことができます。

人材紹介サービスの最も大きなメリットは、希望するタイプの人材をあらかじめ選定してもらえるため、優秀な人材が集まりやすいという点です。一般向けに広く募集を行うと、さまざまな応募者が集まり、採用に時間がかかることがあります。採用担当者の負担を減らすという意味では、人材紹介サービスはおすすめできます。

デメリットとしては、比較的費用負担が大きいことが挙げられます。人材紹介サービスを通して保育士の採用を行った場合、その保育士の想定年収に対して、20~40%程度の金額を手数料として人材紹介会社に支払わなくてはならないことが多いようです。

また、優秀な人材を集めたいがためにあまりにも要望を多く出してしまうと、該当する人材が見つかりにくくなるため、十分な数の人材紹介を受けられない場合もあります。どの程度の条件を希望するのが適切なのかについては、ある程度事前のリサーチが必要といえるでしょう。


<方法②>求人サイトを活用する

保育士の採用方法として、求人サイトもよく活用されます。

手順としては、まず保育園側が一定の手数料を払って求人サイトに求人情報を掲載します。求職者は求人サイトで自分の希望に合う保育園を検索し、マッチしそうな保育園に応募するという流れです。手数料は、応募の有無にかかわらず掲載時に料金が発生する「掲載課金型」と、応募や採用があった場合に手数料が発生する「成功報酬型」の2通りがあります。

求人サイトには幅広い業種を総合的に扱うタイプと、特定の業界に絞って求人を載せているタイプがあります。保育士を募集する場合は、保育士に特化した求人サイトを利用したほうが人材が集まりやすいでしょう。

保育業界特化型の求人サイトとして、当サイト「えんみっけ!」を簡単にご紹介させていただきます。

「えんみっけ!」は、保育士・幼稚園教諭の募集と採用のサポートに特化した取り組みを行っています。園の見学や体験アルバイトの紹介など、応募以前の段階から求職者・採用担当者両方のサポートを手厚く行っていますので、希望する人材とマッチしやすいといった特徴があります。


<方法③>専門学校・大学に求人を呼びかける

専門学校や大学など、保育士を養成している学校に求人を出すことも、人材をいち早く確保するには有効な方法です。

専門学校や大学の場合、構内の掲示板やWebサイトなどに無料で求人広告を出すことができる場合が多いです。各学校のホームページを見てみると、「新卒採用担当者様へ」といった項目があることが多いので、そちらから求人広告掲載について問い合わせてみてください。

また、事前に各学校の就活担当者と良好な関係を築いておくことも大切な要素です。卒業生の就職先として優れていることをアピールできれば、優先して学生の紹介を受けられる可能性が高くなるでしょう。

保育士採用までの流れ

求人サイトや紹介サービス、学校などから保育士採用の応募を受けたら、まずは園の見学会を行います。そこで園の特徴や業務体系などを求職者側に見てもらい、働く意志がある求職者は面接に案内します。その上で、双方の条件がマッチすれば採用という流れになります。

もし、求人サイトへの掲載を成功報酬型で行っていた場合は、採用が決まった時点で求人サイトへの手数料が発生します。

保育士採用がオンライン化している?

ここまでは、従来の保育士採用方法をご紹介してきました。

しかし2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、直接対面する形式での採用活動が難しくなりました。説明会や面接はどうしても「三密」の条件を満たしやすく、移動の過程でも感染の危険が高いため、人を集める行為はできる限り控えなくてはなりません。

こうした事情から、現在は多くの企業がオンラインでの採用活動を余儀なくされています。保育士の採用も例外ではなく、説明会や面接などが可能な限りオンラインで行われるようになりました。


■来年度以降もオンライン採用は続くと予想される

オンラインでの採用活動が始まった当初は、どの業界も不慣れなため、色々大変なこともあったようです。しかしいざオンラインでの採用活動を始めてみると、遠方の求職者でも採用試験を受けてくれるようになり、交通費や宿泊費がかからないこともあってか全体の応募者数が増えやすいことがわかりました。

企業側としても、単に企業の紹介やディスカッションを行うだけであればオンラインでも問題なく行えます。わざわざ大きな会場を準備して説明会などを行うよりもオンラインで採用活動をしたほうが良いというのが、多くの担当者の意見です。

そのため、仮に来年以降新型コロナウイルスの感染が収束していった場合でも、保育士の採用方法はオンラインが主流になる可能性があります。

求職者からも「オンラインで採用活動を行っているところに積極的に応募したい」と思われる可能性が高いです。優秀な人材を募集したい保育園や幼稚園は、今のうちにオンラインでの採用活動の土台を整えておくことをおすすめします。

 >>Web(オンライン)サポートサービスへのご相談はこちら


保育士採用のオンライン化方法

保育士採用をオンラインで行うためには、主に以下の2つのフローを確立する必要があります。

・Web(オンライン)説明会を開催する
・Web(オンライン)面接を実施する

それぞれについて詳しく解説します。


■Web(オンライン)説明会を開催する

Web(オンライン)説明会とは、これまでは会場に求職者を集めて行われていた企業説明会を、Web(オンライン)で行うというものです。

開催方法は「ライブ配信型」と「動画配信型」があり、ライブ配信型はリアルタイムのチャット形式で説明会を開くことができます。後者の動画配信型はあらかじめ録画と編集を行った動画を流すことができるという特徴があります。

どちらの形式も、求職者が説明会の会場まで足を運ぶ必要はなく、パソコンとインターネット環境があれば自宅にいながら説明会に参加することができます。主催側も大掛かりな準備をする必要がありませんので、お互いに負担なく説明会を行うことが可能です。


■Web(オンライン)面接を実施する

面接も説明会と同じく、Web(オンライン)で実施することができます。

面接の場合は直接会話をする必要がありますので、テレビ電話形式のチャットでの実施が一般的です。この際、求職者の許可を取った上で面接のやりとりを録画しておくと、面接が終わった後にもう一度見直すことができるので便利です。

Web(オンライン)面接についても採用担当と求職者、双方が遠距離にいても問題なく実施することができます。会場に来るまでに疲れ切ってしまうこともありませんから、求職者にはリラックスして面接を受けてもらえることでしょう。

保育士採用のオンライン化にご興味をお持ちの方は…?

保育士の採用をオンライン化したいと思っても、これまで行ってきた採用方法を急に変えるのは非常に労力を伴うものです。特にWeb(オンライン)に詳しい人が身近にいない場合は、ご自身たちだけでオンラインでの採用フローを整えるのは難しいことでしょう。

そこでおすすめなのが、当サイト「えんみっけ!」がご提供しているサポートサービスです。

「えんみっけ!」は保育園や幼稚園を中心に、オンラインでの採用活動を全面的にサポートさせていただいております。今回ご紹介したWeb(オンライン)説明会やWeb(オンライン)面接の開催もお手伝いすることができますし、他にもさまざまなコンテンツ、サービスを展開しています。


■「えんみっけ!」のWeb(オンライン)説明会とは

「えんみっけ!」では、Web(オンライン)での合同説明会を全面バックアップいたします。

Web(オンライン)合同説明会は、多くの保育園や幼稚園がWeb上で一堂に会する形式で行われます。求職者は色々な園をひとつずつ回り、園の特色などの説明を受けます。

説明会当日は「えんみっけ!」から園ごとにWeb上のブースを提供させていただくため、各園で「1分紹介動画」を流し、求職者との質疑応答を行うなど、それぞれコミュニケーションを取ってください。オンラインであるというだけで、あとは通常の説明会と何ら変わりません。

Web(オンライン)説明会の周知については、株式会社リンクが一括して保育士養成施設やサイトなどで告知を行います。各園が個別に説明会を実施するよりも、効率良くアピールすることができるでしょう。


■Web(オンライン)説明会に必要なものは?

「えんみっけ!」が開催するWeb(オンライン)説明会の参加に必要な機器や環境は、以下のとおりです。

・カメラ付きパソコン(ノートパソコン可)
・Google Chrome、もしくはSafari、Microsoft Edge(ブラウザ)
・マイク付きイヤフォン
・ギガ単位の通信が可能なインターネット環境
・Googleアカウントもしくはメールアドレス
・Windows10、もしくはMac10.13以降(OS)

パソコンについては普段職場で使っているものがあればそれで構いません。ブラウザも、現在はGoogle Chromeが標準搭載になっていることが多いのでそれほど問題はないでしょう。

マイク付きイヤフォンは数百円で購入できますので、簡単なものを入手しておいてください。通信環境は、光ファイバーの固定回線なら概ね大丈夫です。

もしこうした内容を見て不安に思うことがありましたら、遠慮なく「えんみっけ!」に相談してください。Web(オンライン)説明会の事前準備段階からしっかりサポートさせていただきます。

まとめ

オンライン環境を利用した採用活動は、IT企業をはじめとした一部の企業では以前から行われていました。実施している側からは長所やメリットについて多くの情報が提供されていましたが、他の業界は食わず嫌いのような状態で、対面での採用活動にこだわったままでした。

それが奇しくも新型コロナウイルスの感染拡大により、オンラインによる採用活動の魅力が周知されることになったわけです。

おそらく今後はよりいっそうオンラインでの採用活動が活発になることでしょう。その中でいかに上手に園の魅力をアピールできるかによって、保育士の応募人数が変わってくると思われます。

ぜひ今からオンラインを利用した採用方法に慣れていき、より良い人材を多く集められる体制を整えておきましょう。その足がかりとして「えんみっけ!」のサービスもぜひ検討してくださいね。

 >>Web(オンライン)サポートサービスへのご相談はこちら

この記事を書いた人
えんみっけ!事務局長 Y.T
「えんみっけ!」の開発・運営の責任者(園児の子どもを持つパパ)です。
保育に関わる方たちとの交流を通じて、役に立つ情報を発信していきます。

ユーザー登録がまだの方はこちら 登録済みの方はこちら