保育士・幼稚園教諭の給料はどれくらいが平均?年齢別の年収を公開!

2020.09.22 | 給料・環境
職業選択をする際に多くのケースでは意識せずに通ることのできないのが給料です。
このページでは保育士・幼稚園教諭の給料について全国平均や年代別の年収、ボーナスやその他の手当てなど、給料に関して気になるポイントについてご紹介します。

保育士・幼稚園教諭の年収、全国平均は?

まずは保育士・幼稚園教諭の年収について全国平均を見ていきます。
実は保育士と幼稚園教諭の年収にはほとんど差はありません。

厚生労働省の2018年度賃金構造基本統計調査によると、保育士の年収全国平均は約356万円、幼稚園教諭が約360万円となっています。

全ての企業の全国平均年収は560万円ほどですのでその数値には大きく届きませんが、中央値で見ると350〜360万円ですので年収が安すぎるというわけではありません。
この中央値を男女別に見ると男性が420〜450万円ほど、女性が280〜300万円ほどですので、この年収の金額を多いと捉えるか少ないと捉えるかは男性と女性でも異なりそうです。

【年代別】保育士・幼稚園教諭の平均年収!

参照:厚生労働省「平成30年賃金構成異本統計調査 結果の概要」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2018/index.html

続いて保育士・幼稚園教諭の平均年収を年代別に見ていきます。
厚生労働省の公開している「平成30年賃金構成異本統計調査 結果の概要」をもとにご紹介していきます。
基本的には年齢が上がるごとに年収も上がっていきますが、一概に年功序列で報酬が決められているわけではないということもお分かりいただけるかと思います。
また、70歳以上になると経営サイドや園長になっていることが多いため、平均400万円以上の年収になるというデータも出ています。

公立と私立で給料はどれくらい違う?

保育園・幼稚園には公立と私立の2種類があり、それぞれに特徴があります。
公立の保育園・幼稚園は、各自治体によって定められたカリキュラムに則り、他の公立園と内容に差が出ないように運営されています。
私立の保育園・幼稚園は園独自のカリキュラムを組み、教育方針なども園によって様々です。

そして給料面でも公立と私立では差があります。

保育士・幼稚園教諭の平均年齢が私立よりも公立の方が10歳ほど高いので一概に比較はできませんが、公立と私立で平均10万円ほどの差が出ています。
年間にすると120万円、この後紹介するボーナスも含めると200万円以上の差が出ることになります。このことから、私立の保育士・幼稚園教諭の賃金改善が求められており、離職率も公立が約7%、私立が約12%とここにも差が生まれております。

保育士・幼稚園教諭のボーナスはどれくらいある?

続いて保育士・幼稚園教諭のボーナス(賞与)についてのご紹介です。
ボーナスの支給時期は多くの園では6・12月となっていますが、あくまで一般的な目安となりますので、園によっては異なることもあります。
ボーナスについても公立と私立で大きく差があります。
私立の保育園・幼稚園では約60万円が平均、公立での保育園・幼稚園ではその倍以上のボーナス(期末勤勉手当)が支給されるケースもあり、もっとも賞与の平均額が多いのは公立保育園となっています。
ただし、やはりボーナスに関しても園の経営状況による部分が大きく、平均よりも多く支給される園もあれば、年間通して数万円しか支給されない園もあります。
就職先の園を選ぶ際はしっかりとリサーチして、ボーナスの支給額が説明よりも少なかったということがないようにしたいですね。

保育士・幼稚園教諭は給料・ボーナス以外に手当はある?

保育士・幼稚園教諭には給料とボーナス以外にも手当はあるのか、もらえるお金についてご紹介していきます。

■市区町村からの処遇改善手当て
2018年に千葉県松戸市の打ち出した保育士に対する処遇改善手当で保育士の手当てについて大きく話題になりました。
松戸市では、新卒の新社会人向けに就職活動費用の補助として10万円、家賃補助として3万円を支給、その他1〜12年目までの保育士に45,000円、13〜20年目の保育士に46,000〜72,000円の給料補助(松戸手当て)を支給しています。
この松戸市の処遇改善手当てのように手厚い支給が受けられるのはごく限られた市区町村のみですが、就職先の市区町村ではどのような手当てをおこなっているか一度確認してみましょう。
思わぬ大きな収入が毎月決まって入ってくるかもしれません。

園から支給される手当ては以下のようなものが挙げられます。

■残業手当・特殊残業手当

時間外労働(残業)にはもちろん残業手当が支払われます。
雇用契約にみなし残業代(固定残業代性)が含まれている場合は、規定の残業時間を超過する分の残業代が支給されます。
特殊残業手当とは、運動会や発表会などで前日に通常の業務とは異なる業務で残業が発生した際に支払われる残業手当のことを指します。
特殊残業手当は保育士・幼稚園教諭ならではの手当てと言えます。

■通勤手当

自宅から園まで電車通勤やマイカー通勤をする際に園から支給される手当てです。
電車通勤であれば電車代の満額、マイカー通勤であれば規定の通勤手当が支給されるケースが一般的です。

■住宅手当(家賃手当)

あまり多くはありませんが、福利厚生の充実した園では住宅の家賃に対する住宅手当(家賃手当)が支給されるケースがあります。
金額に関しても園によって様々で、規則などが定められているわけではありません。

■資格手当

非常に稀ではありますが、保育園が保育以外のサービスや職を付随している施設の場合は保育士・幼稚園教諭の免許に資格手当が支給されることがあります。

保育士・幼稚園教諭が給料を上げるためのポイントとは?

ここまで保育士・幼稚園教諭の給料やボーナス、その他手当てについてご紹介してきましたが、勤続によって給料が少しずつ上がっていくのを待つのではなく、自発的に給料を上げるためのポイントについて最後にご紹介します。
自発的に給料を上げるためには園内でのキャリアアップと、転職による給料アップの2種類が挙げられます。

■園内でのキャリアアップ

まずは園内でのキャリアアップです。
保育園では保育士・主任保育士・園長とキャリアアップが可能です。
ただし、多くの園では年功序列に近い環境であることが多いため、入園して間もない、もしくはまだ2・30代など若い世代である場合は園内でのキャリアアップは難しいという現実があります。

■転職による給料アップ

一般的に給料アップが見込みやすいのが転職です。
もっとも給料を上げるのに効率的なのは私立から公立の園への転職ですが、私立から私立での転職においても給料のアップは見込むことができます。
保育士・幼稚園教諭の給料は環境による要因が非常に大きいです。
同じ地域でも大きく給料が違うこともありますし、職員不足のために高待遇な求人を募集している園もあります。
現在の園に給与面などで不満がある場合は、待遇のいい転職先を探してみてもいいかもしれません。

おわりに

保育士・幼稚園教諭の年収は年齢や公立・私立などの要因によって変動しますが、同じ条件でも園によって大きく変わります。
より良い条件の職場を見つけるために保育園・幼稚園のリサーチにはしっかりと力を入れておこないましょう。

この記事を書いた人
えんみっけ!事務局長 Y.T
「えんみっけ!」の開発・運営の責任者(園児の子どもを持つパパ)です。
保育に関わる方たちとの交流を通じて、役に立つ情報を発信していきます。