保育学生必見!就活における情報収集方法おすすめ10選
1.保育学生の就活情報収集方法10選
まずは、保育学生が就職活動の情報を収集する方法でよく使われているものを見ていきましょう。
1.1.インターネットで検索する
インターネットでの検索は、保育学生の就活において王道の情報収集方法といえるでしょう。
保育園のオフィシャルサイトでは、保育指針や行事の様子を知ることができます。
「○○保育園」というように検索サイトなどで調べると、すぐにホームページを見つけることができますから、まずは手始めに、インターネット検索をしてみてください。また、子どもを保育園に入園させたい人を対象とした保活サイトなどでも、クチコミ情報などが掲載されているケースもあります。
保護者視点で保育園の様子などを知ることも、就職先選びには大変役立ちますのでチェックしてみてください。
1.2.SNSをチェックする
最近では、SNSを活用した採用活動を実施している園も多くあります。
採用活動にSNSを導入していない場合でも、SNSに保育の様子や行事の動画をアップしたり、情報を公開したりしている園もありますから、気になる園が見つかったらSNSをやっているかぜひチェックしてみてください。
SNSはスマートフォンなどでいつでも手軽にチェックしやすいので、興味のある園が見つかれば、アカウントをフォローしておくと良いでしょう。ただし、SNSを採用担当者に見られる可能性があることも忘れてはいけません。
「この学生は、どんな子だったかな?」と思い出すきっかけに、SNSのアカウントを見る担当者もいるようです。そのようなケースに備えて、公開範囲を「友人限定」や「フォロワーのみ」に設定しておくと、安心でしょう。
実名でSNSをやっていて、公開範囲設定をしない場合は、SNSで就職活動に関するネガティブな発言や、プライベートでも誰かを誹謗中傷するような発言は控える必要があります。
1.3.園見学に行く
保育士の就活における情報収集といえば「園見学」です。
園見学に行けば、保育の様子や職場の雰囲気などを実際に見ることができるので、志望度の高い園はぜひ園見学に行くことをおすすめします。
園見学は、実際にその園で働く保育士さんに話を聞くチャンスです。
ネットで情報収集するのとはまた違った面から園の様子を知ることができますし、質問したいことを直接聞くこともできます。
園見学に行く前には、質問したいことを確認し、具体的に聞けるように準備を整えておきましょう。
1.4.説明会に行く
保育園によっては、保育学生向けに個別で説明会を実施しているケースもあります。
説明会に参加する場合は、採用に直結すると考えて、準備を整えていきましょう。
電話やメールで説明会の申し込みをする前に、園について下調べを行います。
その上で「この園で働きたい」「選考に進みたい」と思える園に説明会を申し込むのをおすすめします。
1.5.セミナーに行く
保育学生の就活をサポートするセミナーは、各地で開催されています。
「自己分析のやり方が分からない」
「履歴書の自己PRって、何を書いたら良いの?」
このような悩みを抱えている保育学生を対象に、自己分析の方法や、自己PRの書き方、面接のコツなどを解説するのが、保育学生を対象とした就活セミナーです。
時間的に余裕がある場合は、一度行ってみることをおすすめします。
就活のやり方の基本を学ぶことができますし、現役保育士のアドバイスなども受けられるので、得るものが大きいでしょう。
1.6.就職活動フェアに行く
就職活動フェア(以下就活フェア)とは、保育施設を運営している法人などがホールなどに集まってブースを出展し、保育学生向けに園の特色や保育方針などを説明する合同説明会です。
採用担当者や園長先生、先輩保育士と直接話ができる貴重な機会となりますから、就活を本格化させるきっかけにもなりやすいイベントとなっています。
「保育士になりたいけれど、どの園が自分に合っているか分からない」という学生にとって、一度にたくさんの園を知ることができる就活フェアはおすすめです。
最初の一歩を踏み出す勢いを得るために、ぜひ足を運んでみてください。
インターネットを使った保育士の就活における情報収集とは違い、保育士の先輩や、採用担当者と直接会って話すことができるのが就活フェアの魅力です。
場合によっては、就活フェアの場で次の選考についての予定を組むケースもありますから、スケジュール帳など、予定が分かるものを持参しておきましょう。
また、一人で就職活動をしていると「このやり方で良いのか」と悩んだり、孤独を感じたりすることも出てきます。
就活フェアに行くと、就職活動中の保育学生とたくさん出会うことができますから「自分も頑張ろう!」とモチベーションをアップさせる効果も期待できます。
では、フェアを効率的に回るコツについて、ポイントをお伝えしておきましょう。
出展している園はあらかじめチェック
就職活動フェアに行く前には、どのような園が出展しているのか、自分が気になっている園があるかなどをチェックします。
気になっている園があったら出展エリアも確認しておくと、当日スムーズに回ることができるでしょう。
志望する園がまだ決まっていない場合は「この園、聞いたことがある」くらいの園でも、ピックアップしておくことをおすすめします。
ブースに行く前には、園のホームページなどを見て情報収集しておくと、話が盛り上がりやすいので安心です。
質問はあらかじめ考えておく
就活フェアに行く前には、質問したい事項をあらかじめピックアップしておきます。
ブースに行く園が決まっている場合は、それぞれの園に特化した質問を用意しておくと、熱意をアピールしやすいでしょう。
ただ、当日ブースを見ながら歩いていて「ここの話を聞いてみたい」と思う園も出てくると思います。
そのような時のために、どのようなケースでも質問できる、汎用性のある質問も用意しておくと良いかもしれません。
資料は必ずもらう
就活フェアのブースでは、各園の資料を配布しています。
多少でも気になる園があったら、資料をもらっておきましょう。
その場では話を聞かなかったとしても、一度帰宅して資料を見ながらそれぞれの園の特色を見比べることもできますし、自分が行いたい保育に近い園を改めて探すのに、大変役立ちます。
余力があれば、付箋などを持参して資料をもらった際の園の対応や、気になる園などに印を残しておくと、後で見返す時に役立つのでおすすめです。
ブースを回りきる時間がなかった場合でも、出展している園の資料がまとめて展示されている資料ブースがある場合は、資料だけでもとりあえず集めておきましょう。
キャリアアドバイザーに相談する
工作教室や読み聞かせ講座など、保育の仕事にすぐ役立つ講座や、キャリアアドバイザーによる面談などを行っている就活フェアもあるので、興味がある場合はぜひ行ってみてください。
「キャリアアドバイザーに相談したい」と思っていても、普段はなかなか機会がないかもしれません。また、自分から申し込むのはハードルが高いと感じる保育学生もいると思います。
そのような学生にとって、就活フェアで気軽に相談できるというのは、ありがたいチャンスとなりますから、ぜひ上手に活用してくださいね。
就活フェアは、たくさんの園を一日で知る絶好の機会となりますから、事前に準備をして、当日は効率よくブースを回りましょう。
1.7.先輩に話を聞く
保育士として仕事をしている学校の先輩に話を聞くのもおすすめです。
学校で関わりのある先輩に話を聞いてみるのも良いですし、知り合いがあまりいない場合は学校の就職センターなどに紹介してもらうのも良いでしょう。
同じ学校の後輩となれば、先輩も快く話をしてくれますし、自分の経験談なども話してくれます。
1.8.OB訪問させてもらう
OB訪問は、自分が興味のある園に行き、実際の職場の様子などを聞く席です。
志望する園に知り合いがいない場合は、園に直接「OB訪問させてください」と依頼するのも良いでしょう。
実際に、その園で仕事をしている人に話を聞くことは、自分が実際にその職場で仕事をすることになった際のイメージ作りに大変役立ちます。
1.9.学校の先生に相談する
知り合いがいない場合は、学校の先生に相談してみましょう。先生の知り合いや、教え子を紹介してくれるケースもあります。
1.10.就活エージェントに登録する
就活エージェントに登録すると、その園に勤務している人や、勤務経験がある人などのクチコミなどが見られるケースもあります。
保育学生の就活における情報収集に、就活エージェントは大変役立ちますので、困った時には一度チェックしてみてください。
2.情報収集時の注意点
保育学生の就活を進めるために情報収集は必須です。
インターネットやSNSを使えば、簡単にたくさんの情報を集めることができる時代ですから、情報収集は比較的簡単にすすめられるかもしれません。ただし、大切なのは「その情報が信用できるものか」を判断する力です。
2.1.特定の情報を信じ込まない
一つの情報について詳しく調べるためには、複数の視点から物事を見る姿勢が必要です。
ある特定の情報を信じ込んでしまうと、偏ったものの見方となってしまったり、情報そのものが間違っていたりするケースもあります。情報収集する際には、複数の情報源を確認するようにしましょう。
2.2.広い視野を持つように心がける
情報は、発信する人の立場によって大きく異なります。
例えば、保育園の場合は「保育園に通っている保護者の目線」「園に実際に勤めていた人からのクチコミ」「現在園に勤めている先生からの情報」と、さまざまな種類の情報があります。
「それぞれの立場から見た、園についての情報である」ということを理解し、多角的に情報を収集することで、園の実際の姿に近いイメージを描けるようになるでしょう。
2.3.いろいろな方法で情報収集する
保育学生の就活における情報収集方法は、先述の通り多くの種類があります。
「インターネットでの情報収集しかしない」
「実際に勤めている人から話を聞いたから、それで十分だろう」
などのように、一つの方法で情報収集を終わらせてしまうと、どうしても内容が偏ってしまいます。
本、書籍、OB訪問、クチコミ情報、学校からの情報など、複数の手法で園について調査することが、多種多様な情報を手に入れるコツです。時間はかかりますが、それだけ情報の信ぴょう性は高くなりますから、ここは時間を割いて取り組むことをおすすめします。
3.情報収集が保育学生の就活成功には不可欠
時間がかかっても丁寧に、慎重に情報収集を行うことは、最終的な就職活動成功への鍵となります。園の様子や実情を知ることが、就職活動後の保育士生活を大きく左右するためです。
3.1.活動時期中も情報収集を続ける
志望する園が定まって、就職活動をスタートさせた後も、情報収集は続けるようにしましょう。
情報収集を続けることで園についての理解はさらに深まり、志望理由の裏づけにできるほか、志望度アップにもつながります。また、情報収集を続けることで、新しい出会いもあるかもしれませんので、就職活動がスタートしてからも、情報収集は積極的に行うようにしてください。
3.2.ミスマッチ防止にも情報収集は重要
就職をした後に「この園とは合っていなかった」と気づいてしまうと、それは採用した保育園にとっても、採用された保育士にとっても大きなダメージとなります。
応募をする前に、自分が本当にこの園で働きたいか、保育理念に賛同できるかを分析し、ミスマッチ防止に努めましょう。
ミスマッチを避けるためにも、情報収集をして、さまざまな角度から保育園について理解を深めることは重要なのです。4.情報収集が保育学生の就活成功を導く
「この園に就職したい」と思ったら、園について理解を深めることが就活成功の鍵となります。あらゆる角度から園を知ることで、本当に自分がこの園に合っているか、長く勤めることができそうかを判断しやすくなります。
保育士という職種が決まっているのですから、あとは自分の理想とする保育が行える園か、環境が自分にとって好ましいものかなど、細かいことのようですが「ここで自分が仕事をすることになったら」と想像しながら検討してみてください。
保育に関わる方たちとの交流を通じて、役に立つ情報を発信していきます。
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