保育士・教諭の離職率が高い園の特徴まとめ【失敗しない就職先選び】

2019.12.13 | 就職・転職 | 給料・環境
「より良い保育園・幼稚園に就職したい」というのは、保育園・幼稚園への就職に向けて活動中の人々の総意であることは言うまでもないかと思います。
その際“離職率”に注目して園選びをしている方も多いのではないでしょうか?しかし離職率を発表していない園もあり、判断は難しい面もあります。

本記事では、保育士・幼稚園教諭の離職率が低い園と高い園では何が違うのか、平均的な離職率や長く働くためのポイントをご紹介しますので、園の就職先選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

保育士・幼稚園教諭の離職率

保育士や幼稚園教諭は離職率が高い職業だと言われており、私立の保育園や幼稚園の離職率は高く、新卒に限定すると勤続1年以内の離職率は約25%、3年後には約50%にも上ります。
公立の保育士や幼稚園教諭であれば公務員のため休暇がとりやすく、私立は園によっては休暇がとりづらい現実が原因だと言われています。
その他にも、子ども達を相手にするため、体力的に働き続けることが難しくなったことが原因で離職するケースも多くみられます。
その証拠に、小・中・高校の教諭の平均年齢が約45歳なのに対して私立幼稚園の平均年齢は約34歳と突出して若い特徴があります。
園児を抱っこしたり走り回ったりはもちろん、保育園であればシフト制なので勤務時間が不規則になりますし、実際の拘束時間が長く体力がないと健康面に支障をきたしてしまう可能性が高いため、離職率も高くなっているようです。

離職率の低い園と高い園はここが違う!

業界的には離職率が高いと言われていますが、もちろん園によって大きく離職率に差が出ることがあります。上述したように公立と私立での違いもありますが、それ以外にも原因はあるとされています。ここでは、離職率の低い園と高い園の異なる3つのポイントをご紹介します。

■給料
保育士や幼稚園教諭の平均給料は約330~340万円となっています。
国政で問題にされることもあるほどの水準ですが、私立であれば一般的な平均年収を上回る給料を支払っている園もあります。給料が低いよりも高い方が、離職率は低くなるのは当然といえます。

■業務量の多さ
保育士や幼稚園教諭の多くが悩まされているのが、業務量の多さです。
規定の勤務時間内に終わらず、サービス残業や休日出勤をしなければならないこともあります。
人手が足りている園であれば、一人一人に適正な量の仕事が割り振られるので、残業を最低限に抑えることができます。人手が足りているか、残業は多いのか否かが離職率に直結するポイントでしょう。

■人間関係
女性が多い職場故に、人間関係が上手くいっていない園は多いです。
人間関係がこじれて派閥が生まれてしまうだけにとどまらず、いじめに発展するケースもあるので、人間関係が原因の離職率の高さは要注意です。

保育士・幼稚園教諭として長く働くためのポイント

努力して資格を取得し、しっかり就職の対策をおこなったうえで就職できた保育園や幼稚園なのだから、多くの方は長く働きたいとお考えのはずです。
そんな方におすすめなのは、以下の3つのポイントを押さえておくこと。

■口コミの良い園を選ぶ
長時間労働など、過酷な労働に疲弊して退職してしまう人も多いですが、人間関係が原因であるケースも多いです。そのため、人間関係が良い園なのかを見極める必要があります。保育士や教諭同士のコミュニケーションが上手にとれていなければ、そのぎこちない雰囲気を子ども達は敏感に感じ取ります。保育の質の低下にもつながるので、人間関係について書かれた口コミをチェックするのは有効な手段といえます。

■保護者や園児への普段の対応をチェックする
保護者や園児への対応は、保育士や幼稚園教諭の精神的余裕をはかる指針となります。
働きやすい環境であれば精神的に余裕が生まれ、笑顔で細やかな対応につながります。
つまらなそうにしている園児や放置されている園児はいないか、保護者との連携がとれているかなど、実習や園見学の際にチェックしておきましょう。

■勤務年数が長いスタッフがいる
長期間勤務しているスタッフの人数は、定着率に直結しています。
転職や退職をしていないということは、それだけ居心地の良い職場であるといえます。そういった園では働きやすい環境が整っている可能性が高いので、保育士や幼稚園教諭の年齢層や勤続年数をチェックしておくと良いでしょう。

以下のコラムでも、園選びのポイントをご紹介しています。
ぜひ、こちらもご参考ください。
【保育学生必見】保育園・幼稚園の選び方のポイントを解説!

おわりに

働きやすい園探しをするうえで、重要なポイントの1つが離職率です。労働環境が劣悪であったり、人間関係が良くなかったりする園では離職率が高い傾向にあるので、より良い環境を望むのであればおすすめはできません。
しかし、離職率は1つの参考値にすぎません。職員の妊娠・出産の時期が重なって一時的に離職率が上がってしまうケースもあります。離職率に囚われるのではなく、実際に見て体験して、自分に合った園を選ぶようにしましょう。

この記事を書いた人
えんみっけ!事務局長 Y.T
「えんみっけ!」の開発・運営の責任者(園児の子どもを持つパパ)です。
保育に関わる方たちとの交流を通じて、役に立つ情報を発信していきます。