保育学生でもできる「保育補助」のアルバイトとは?

2020.05.13 | 就職・転職 | 給料・環境
保育士を目指している保育学生の多くは、「早く保育園で働きたい」と思っているのではないでしょうか。
勉強の合間を縫いながら、飲食店やコンビニなどのアルバイトをして、保育士を目指している保育学生も多いでしょう。しかし、他業種でアルバイトをしている保育学生の中には、「将来は保育士になるのだから、ほかの業種ではなくて、保育園でアルバイトができたらいいのに」と考えている方もいるはずです。
保育園の先生として働くための保育士資格ですが、保育園で働くには必ず資格がいるのでしょうか。
この記事では、「保育学生ができる保育園のアルバイト」について紹介します。

保育学生でも保育園でアルバイトはできる?

「保育園で保育学生はアルバイトができるのか?」という問いへの答えは「YES」です。
保育士の資格がなくても、アルバイトとして保育園で働くことができます。

驚く保育学生の方もいるかもしれません。なぜなら、保育園で働きたいという夢をかなえるために、保育士を目指して学んでいるのですから。
保育園で募集するアルバイトの内容は、基本的には「保育補助」です。

詳しい仕事の内容は後述しますが、保育園では長時間開園しているという特有の事情から、保育士以外にも保育補助の方が活躍しています。
「保育園で働けるのなら、私もやってみたい」と思う保育学生は、このあとご紹介する保育補助の仕事内容や時給などを参考にしてみてくださいね。

保育補助アルバイトの仕事内容

文字通り、保育園の保育補助の仕事内容は「保育の補助」です。
基本的には、正社員として働く保育士の補助的な仕事を任されます。補助とはいっても、仕事の内容は保育士とほぼ同じで、以下のような仕事内容です。

【保育補助が担当する仕事の一例】
・子どもと遊ぶ
・おもちゃの準備や片付け
・おむつやパンツ、衣服の交換
・食事の準備やサポート、片付け
・お昼寝の準備・片付け
・トイレ介助
・園内の掃除
・保育園で使ったタオルなどの洗濯

保育の仕事に憧れている保育学生にとっては、保育士とほぼ同じ内容の仕事ができるのはうれしいことですよね。
ただし、保育補助に保育士のような指導計画の立案や保護者との懇談会などの仕事はできません。あくまで、担当保育士が考えた指導方針に従って、保育士の指示の下、仕事をすることになります。
保育園では、午前8時~午後7時くらいまでのスケジュールで開園しているところが一般的でしょう。保育士が、このように早朝から夜まで長時間対応していたら、身体が持ちません。子育て中の保育士も、このような時間帯でフルタイムで勤務することは難しいです。
開園時間が長い中でも、しっかり園を運営していくために、保育士だけでなく、朝のみ、夜のみといった保育補助のアルバイト(場合によってはパート)が必要とされています。
学生が保育補助のアルバイトをするとすれば、学校の授業が始まる前の早朝、もしくは学校の授業を終えた夕方から夜の時間となるでしょう。
朝のシフトであれば、朝早く起きて保育補助の仕事をして、学校までの時間に勉強するなど「朝活」もできるようになるかもしれません。夕方からのシフトであれば、学校で学んだことを生かす場になり、復習の時間とすることができます。
保育学生は、自宅と学校と保育園の位置関係を確認した上で、どの時間だったら働くことが可能なのか、考えてみましょう。このとき、あくまでも保育学生として、学校で学ぶことを中心に考えてみることを忘れないようにしてください。

保育補助アルバイトの時給と福利厚生

「保育園で働けるのなら、保育補助のアルバイトをやってみたい!」と飛びつきたくなる気持ちもわかります。
しかし、時給や福利厚生などの待遇面のチェックも忘れてはいけません。
すでに別の場所でアルバイトをしている保育学生は、今の務め先で働いた場合と、保育園で務めた場合と、どちらの福利厚生がいいか、どちらの経験をしたいか、比べてよく考えてみましょう。

■時給相場

保育補助のアルバイトの時給相場は、900円〜1,200円です。
都道府県によって最低賃金が異なり、保育施設によっても賃金は大きく変わるため、あくまで目安の金額です。
近年、保育士の待遇改善が問題となっていますが、アルバイトについては、ほかの業種とあまり変わらない印象ですね。

■福利厚生

正社員である保育士には福祉厚生が用意されていますが、アルバイトに正社員と同程度の福利厚生が用意されることは、ほぼないといっていいでしょう。これは、保育園だけではなく、ほかのアルバイトでも同じことがいえます。
それでも、保育園によっては、交通費などの補助を受けることができる場合もあるようです。
福利厚生面はアルバイトである以上、あまり望むことはできませんが、保育学生が保育補助として働くことから得られるものは、かなり大きいでしょう。
それは、教師を目指す人が学習塾の講師や家庭教師をして教え方を身につけていくのと同じように、保育学生が保育補助のアルバイトをして、ベテラン保育士の保育方法をそばでみられることは、とても貴重な経験になります。将来、保育士になったときに、アルバイトで培った経験は必ず役に立つでしょう。ここでは、保育学生が保育補助のアルバイトを経験することで得られる、福利厚生以上に大切なことをご紹介します。

■保育学生が保育補助アルバイトで得られること

保育学生が接したことがある保育士といえば、子どもころに関わってもらった保育士と、保育士養成校の先生です。こうして挙げてみると、保育学生が保育士の仕事を見る機会は、意外に多くはないのです。保育補助として働くことで、手本となるたくさんの保育士の姿を見ておくことができます。
例えば、保護者と離れたくない子どもに対して、保育士はどんな行動をとってバイバイさせるのか。楽しくおもちゃで遊んでいる子どもに昼食の準備をさせるために、保育士はどう促すのかなど、子どもへの説得の仕方を学ぶことができます。このほかにも、お昼寝の起こし方、トイレの補助の仕方、オムツの上手な換え方など、保育士の技を盗むことができるのです。
保育学生は、保育士免許を取得するために保育実習を行う必要がありますが、実習時にアルバイトで得た知識や経験を生かすことができれば、緊張しすぎず、スムーズに取り組むことができるでしょう。また、保育学生が普段学んでいる保育の知識を現場で再確認することになるので、学校の成績も上がるかもしれませんね。
さらに、「こんな保育士になりたい!」と思うような先輩保育士に出会える可能性があります。憧れの保育士に出会うことができれば、保育学生から保育士になったときにも「あの先生だったこうするだろう」「あの先生の対処の仕方はこうだった」なと、具体的なお手本になってくれることでしょう。
保育学生が保育園で保育補助のアルバイトをすると、給与や福利厚生以上に大切なことをたくさん得ることができるのです。

保育学生が保育補助アルバイトの面接で注意するポイント

保育補助のアルバイトをするには、一般的なアルバイトと同じように面接を行い、合格したら採用となります。
仕事内容と待遇面をチェックして「保育園でアルバイトをしよう」と決意した保育学生は、面接で以下の点に注意しましょう。
本番で焦らないように、しっかりと準備をしておいてくださいね。

■明るく・笑顔で話す

どんなアルバイトの面接でも一番大切なことですが、明るく・笑顔で話すようにしましょう。
一緒に働く職場の仲間になるわけですから、保育園の面接担当者も感じのいい人を選びたいはずです。
また、保育士と同様の仕事をすることになるため、保育園児からすれば、保育補助のアルバイトであっても立派な「先生」に見えます。保育園の先生といえば、明るくて、笑顔がステキという印象があるのではないでしょうか。
無理に明るくしたり、笑顔をつくったりする必要はありませんが、できるだけ心がけてみましょう。
また、ハキハキと話すことも重要です。保育補助のアルバイトを初めて経験するため、不安でつい声が小さくなってしまうかと思いますが、自信を持ってハキハキを話すことを意識してください。ハキハキ話すだけで、面接担当者に「この子しっかりしているな」という印象を与えることができます。採用してもらえる可能性も高まるでしょう。

■体力があることをアピール

アルバイトとはいっても、子どもを抱き上げたり、子どもと追いかけっこをしたりするため、体力があることもアピールしておきましょう。
保育学生であれば体力のある元気な方も多いでしょうから、学校内では当たり前のことかもしれません。しかし、面接担当者の人は様子を見ているわけではないため、きちんと伝えておきましょう。
体力のほかにも、ダンスや歌が得意、絵本が好きなど、自分の特技を伝えてみるといいですね。場合によっては、その特技を活かすことができそうな曜日や時間帯にシフトを配置してくれるかもしれません。
また、保育園独自に開く観劇会やコンサートなどにも手伝いや観覧の声が掛かるかもしれませんよ。

■シフトに入れる曜日・時間を明確にしておく

保育園は、月曜日から土曜日まで開園しているところがほとんどです。
保育学生がアルバイトをするのであれば、学業に支障を出さずに無理をしない程度にシフトを組むようにしましょう。学校に間に合うか間に合わないかのギリギリの時間設定は、万が一の事態に備えて避けるべきです。
採用する保育園側は、保育学生がシフトに入れる曜日や時間をはっきり提示してくれると、シフトを組みやすく助かります。そのため、あらかじめ自分が入ることのできる曜日や時間を明確にしておきましょう。

■服装はかっちりと

保育補助のアルバイトの面接に臨むときの服装は、きれいめでかっちりとした服がいいでしょう。実際に働くときは、Tシャツやジャージなどカジュアルな服装ですが、面接はしっかりとした印象を持ってもらえるようにフォーマルな服装で挑むことが一般的です。
「服装は何でも大丈夫ですよ」といわれたからといって、キャミソールに短パンなどの露出度の高い服や、明るすぎる髪色などで面接に臨むのは絶対にやめましょう。
実際にアルバイトをするときには落ち着いた服装にすると決めていても、面接のときにそのような姿であったら、担当者は「この人は働くときにはどのくらい服装に気を付けてくれるのだろうか…」と不安に思い、面接を通すことをためらってしまうでしょう。
保育園が面接会場だった場合、ほかの保育士や子ども、保護者、近隣の住民に見られて、保育園の評判を落とすことにもなりかねません。
ブラウスにカーディガン、あるいはスーツなど、フォーマルな服装で気持ちを引き締めて面接に挑むようにしてください。

まとめ

本記事では、保育学生でも保育園で保育補助のアルバイトができることをご紹介しました。
しかし、保育補助のアルバイトはどのように探すといいの?と疑問を持った方も多いはず。そんな方のために、最後に保育補助アルバイトの探し方をご紹介します。
まず、どうしてもアルバイトをしたい保育園があるのであれば、その保育園のホームページを確認してみましょう。保育園のホームページに、求人募集が掲載されていることもあります。
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この記事を書いた人
えんみっけ!事務局長 Y.T
「えんみっけ!」の開発・運営の責任者(園児の子どもを持つパパ)です。
保育に関わる方たちとの交流を通じて、役に立つ情報を発信していきます。