【園関係者向け】保育園・幼稚園が『Web(オンライン)面接』を実施する際のポイントとは?

2021.01.25 | 就職・転職 | 園関係者向け
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インターネットや通信機器の機能向上により、近年はWeb(オンライン)でいろいろなことができるようになりました。買い物や人との会話といった日常的なことだけではなく、会議や商談などビジネスの場でもWeb(オンライン)でやりとりすることが普通に行われています。
そして今注目を集めているのが、Web(オンライン)による「面接」です。これまでも一部の業界では導入されていた方法ですが、今後は保育園や幼稚園の採用面接においても、Web(オンライン)での面接は必須になることが予想されています。
そこで今回は、保育園や幼稚園がWeb(オンライン)面接を実施する場合のメリットや、開催に向けてのポイント、注意点などを詳しく解説いたします。ぜひご一読いただき、参考にしていてだければ幸いです。

保育業界でもWeb(オンライン)面接が導入されている?

従来、面接は面接官と応募者が対面で行うことが常識でしたが、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大により、現在はこれが難しくなりました。

日常的な会話も2m以上離れて行うことが推奨され、不要不急の外出や移動は極力避けるように政府からも通達が出されています。 企業での採用活動には必ず面接が必要になりますが、面接会場には多くの人が集まるため、「三密」の状態になりやすく、会場まで移動する間にも、感染の危険が多くあることが考えられます。

そのため2020年度は、多くの企業がWeb(オンライン)面接を導入し始めました。保育業界も例外ではなく、多くの保育園や幼稚園・自治体において、保育士採用にWeb(オンライン)面接が行われています。

保育園・幼稚園でWeb(オンライン)面接を導入するとこんなメリットが

保育業界では今まで、ほとんどの園においてWeb(オンライン)ではなく通常の対面面接が行われてきたことでしょう。いきなりオンラインでの面接を実施する必要があるといわれても、「面倒」「ハードルが高い」と思ってしまう担当者の方も多いと思います。


しかしWeb(オンライン)面接には、通常の面接にはない、いろいろなメリットがあります。仮に新型コロナウイルスの感染拡大がなかったとしても、Web(オンライン)で面接を行うことには大きな利点がありますので、まずは以下の内容をご覧ください。


■遠方に住む求職者も面接を受けやすい

Web(オンライン)面接の最も大きなメリットは、採用側と求職者がお互いどこにいても面接を行うことができる点です。

Web(オンライン)で面接を行う場合、求職者は面接会場まで足を運ぶ必要がありません。インターネット環境とパソコンなどのデバイスさえあれば、自宅から一歩も出ることなく面接を受けることができます。

通常の面接では、求職者はどんなに遠い場所からでも会場まで訪れる必要がありました。遠方から面接に参加する求職者の中には、面接のためだけに会場近辺に宿泊する人もいます。そのため、今までは交通費や宿泊費が工面できないことで、面接を諦めてしまった求職者もいたことでしょう。

Web(オンライン)面接なら求職者の交通費や宿泊費などの負担がなくなるため、地方に住む求職者も面接を受けやすくなります。必然的に応募者も増えることが予想されるため、人手不足に陥りやすい保育園・幼稚園にとっては、優秀な人材を確保するチャンスになると考えられます。


■録画ができる

Web(オンライン)面接は、録画を行うことができます。

録画しておくと、面接の様子を後から見直すことができるため、どの応募者を採用するか迷ったときの判断材料になったり、より公正な評価を下すことに役だったりします。つまり、より質の高い採用活動が実現するのです。

通常の面接でも、ビデオカメラを設置すれば録画できますが、機器を設置することで応募者が余計に緊張してしまい、本当の力を発揮できないことが懸念されます。

Web(オンライン)面接であれば、パソコンの画面を録画するため、応募者に余計な緊張感を与えることもありません。ぜひ録画機能を活用して、公平な評価に役立ててください。

ただし録画をする場合は、事前に応募者に了承を得る必要があります。無断で録画することは、モラルの面で問題がありますので避けたほうがいいでしょう。


■採用スピードが上がる

Web(オンライン)面接を導入した場合、当日の準備にかかる手間を最小限に抑えることができます。そのため、採用スピードを上げることが可能になるでしょう。

直接面接を行う場合は、会場のセッティングや求職者との日程のすり合わせなど、多くの段取りを必要とします。

しかしWeb(オンライン)面接なら、会場や控え室などを用意することなく、求職者側は自宅から、保育園・幼稚園側も園から面接の実施が可能となります。お互いに最小限の手間と時間で面接を行うことが可能なのです。

また、お互いの日程調整がなかなか進まず、面接日を先延ばしにしなければならないケースもあるでしょう。Web(オンライン)で面接を行うことができれば、隙間時間での面接も可能となります。

早く人材を確保したい場合に、スピーディに採用活動を進めることができる点も、Web(オンライン)面接の強みといえます。

保育園・幼稚園がWeb(オンライン)面接を導入するときのポイント

Web(オンライン)面接には、多くの利点があることがお分かりいただけたかと思います。では、Web(オンライン)面接を行う場合はどのような準備をすればいいのでしょうか。

この章では、保育園や幼稚園の採用活動にWeb(オンライン)面接を導入する場合の流れや、注意点などを解説します。


■ネットワーク環境・機器を整える

Web(オンライン)面接を行う場合に必ず必要なのが、ネットワーク環境と通信機器です。

ネットワーク環境は「インターネット」であれば光ファイバーやモバイル回線など、何でも構いません。ただし大容量の通信を行っても途切れることなく、安定していることが条件です。できれば固定回線が望ましいですが、安定した通信が担保されていれば、Wi-Fi(無線LAN)環境でもいいでしょう。

Web(オンライン)面接では、通信容量はかなり大きくなります。10Mbps~30Mbps程度の通信速度で、通信容量の上限がないプランに入っておくことをおすすめします。

機器ですが、Web(オンライン)面接を行う場合はパソコンを用意しましょう。カメラやマイク機能がない機種の場合は、外付けのカメラやイヤホンマイクなどの準備も必要です。スマホやタブレットでも実施可能ではありますが、音声と動画を安定してやりとりするにはパソコンを用意したほうがいいでしょう。

機器を一通りそろえたら、面接の前に必ずテスト(予行演習)を行ってください。面接中に音声や映像が乱れてしまうことのないように、万全の準備をしておきましょう。


■ツールの使い方をよく確認しておく

Web(オンライン)面接によく利用されるツールは、「ZOOM」「Skype」「Googleハングアウト」などです。

どのツールを使う場合でも、使い方はしっかり確認しておいてください。全ての機能を網羅する必要はありませんが、園の担当者同士で試しに対話をしてみて、スムーズに面接ができる程度には使いこなせる必要があります。

もし、園の担当者の中にインターネットツールの扱いに慣れている人がいる場合は、その人を中心にしてWeb(オンライン)面接のレクチャーを行うと良いかもしれません。面接当日も、面接官の補助としてサポートに回ってもらえると安心ですね。


■Web(オンライン)説明会などもあわせて開催する

人材募集においては、面接に先駆けて説明会を行う必要があります。

説明会も面接と同じく、2020年度はWeb(オンライン)で行うケースが急増しました。これは、保育園・幼稚園業界においても例外ではなく、園の説明会をWeb(オンライン)で開催する動きが活発になっています。

オンラインでの採用活動は、今後どの業界でも主流になることが予想されています。先ほどもご紹介したように採用側と求職者双方にメリットがあるため、うまく活用することで応募者の増加を期待することができるでしょう。

Web(オンライン)面接の実施をご検討ならご相談ください!

Web(オンライン)面接の実施に興味があっても、具体的なフローや必要な機器の準備など、いまいちよくわからないと感じている担当者の方も多いのではないでしょうか。いきなり、Web(オンライン)で採用活動を行う必要があるといわれても、ハードルが高いですよね。

Web(オンライン)面接の実施をしたいけれど自信がないという方は、ぜひ「えんみっけ!」にご相談ください!

当サイト「えんみっけ!」では、保育士・幼稚園教諭の採用をサポートするサービスをご提供しています。

Web(オンライン)面接の実施のために、どのような機器や環境が必要かというアドバイスをはじめ、面接当日のセッティングなど、初心者の方にもわかりやすいように、全面的にサポートさせていただいております。

Web(オンライン)合同説明会のサポートも行っています

「えんみっけ!」では、保育園・幼稚園のWeb(オンライン)合同説明会のサポートも行っています。

Web(オンライン)合同説明会サポートでは、インターネット環境や必要な機器をご用意いただき、「えんみっけ!」がご提供させていただいているオンライン上の仕組みにご参加いただくだけで、合同説明会を開催することができます。もちろん、こちらのサポートでもインターネット環境や必要な機器に関するアドバイスも行っているので、ご安心ください。

自治体・協会・法人単位で、複数園一緒にお申込みいただいた場合は、1園あたり5,000円~8,000円、「えんみっけ!」が開催する合同説明会に個々園でご参加いただく場合は、1園あたり10,000円とリーズナブルな費用で開催することができます。

Web(オンライン)合同説明会の開催をお考えの保育園や幼稚園、協会、自治体さんは、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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求人広告は無料での出稿も可能ですが、無料広告は検索順位が低くなる傾向があり、なかなか求職者の目に留まらないという欠点があります。とはいえ有料の広告は費用がかかりすぎて、なかなか手が出ないと思う担当者さんも多いことでしょう。

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まとめ

本コラムでは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一気に浸透した、Web(オンライン)面接についてご紹介しました。Web(オンライン)面接の導入は企業だけでなく、保育現場でも進んおり、さまざまなメリットが期待できます。

仮に新型コロナウイルスの問題が解決したとしても、昨今の日本は災害も多く、今回のような緊急事態が再び訪れる可能性もあります。どのような場合でも、採用活動を行えるように準備しておくことは、今後の社会では必須といえるでしょう。

Web(オンライン)での採用活動を実施すれば、人手不足が問題になりがちな保育士業界においても、より優秀な人材が集まりやすくなります。ぜひ「えんみっけ!」のサービスを活用しながら、Web(オンライン)での面接や説明会を実施し、変化していく社会に備えましょう。「えんみっけ!」スタッフ一同、最大限のサポートをお約束します。

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この記事を書いた人
えんみっけ!事務局長 Y.T
「えんみっけ!」の開発・運営の責任者(園児の子どもを持つパパ)です。
保育に関わる方たちとの交流を通じて、役に立つ情報を発信していきます。

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