保育士の就活開始時期は?流れやスケジュール、就活前にやるべきことまでご紹介!

2021.01.29 | 就職・転職
保育士を志望する学生のみなさんは、保育士の新卒採用時期と、一般企業の就職活動時期に違いがあることをご存知だと思います。
しかし、違いがあることは知ってはいるものの、実際の選考スケジュールは志望する園によって異なるため、何となく不安を感じている人も多いのではないでしょうか。人生で初めての就職活動なので、分からないことがあって当然です。また、就職活動は今後の保育士人生を左右する一歩となりますから、不安を感じるのも当然です。
しかし、心配しすぎる必要はありません。
今回は、保育士の就職活動の流れについて、詳しくご紹介するので、参考にしてみてください!

保育士の就活で確認できる特徴とは?

保育士の就職活動には、どのような特徴があるのでしょうか。

保育士業界は、新卒採用の時期が一般企業より遅い傾向にあります。

一般企業の場合、ベンチャーや中小企業は4年生の6月頃、大手企業の場合は8月頃から内定が出始めることが多いでしょう。一方で保育士業界では、エントリーなどの具体的な採用活動が始まるのが、卒業年度の6月~9月と、夏頃から本格的な就活活動が始めることが特徴です。

また、公立と私立でも、採用試験の時期が若干異なり、公立の園のほうが採用活動開始は早く、私立は遅い傾向にあります。

自分が「ここで働きたい」と思う園と出会ったら、採用情報などをこまめに確認し、採用活動の波乗り遅れないようにしましょう。

保育学生が就活前にやっておくべきこと

保育学生の皆さんが就職活動を始める前に、やっておくべきことにはどのようなものがあるのでしょうか。

いざ採用活動が始まると、忙しくてなかなか時間がとれなくなりますから、募集が始まる夏前に取り組めることはしっかりと取り組んでおいてください。


■保育業界について調査する

保育業界はどのような業界なのか、しっかりと理解できていますか?

自分が仕事として選び、学んできた「保育」という仕事だと思いますが、就職活動前に一度、深く掘り下げて考えてみてください。

「なぜ、保育士として仕事をしたいと思ったのか」「保育業界が抱えている問題には、どのようなものがあると感じているか」「保育業界の問題は、どのようにすれば解決していけるか」――大きなテーマのように感じ、自分の力ではどうしようもないと思うかもしれませんが、そのようなことはありません。

そして、子どもたちの未来を預かる「保育」という仕事について、改めて考えてみるようにしましょう。

一つひとつ、自分なりに考えていくことが、業界理解、そして志望動機対策につながっていきます。


■自己分析を行う

一般的な就職活動と同様に、自己分析はとても重要なポイントとなります。

自分がどんな人間で、どのような性格で、なぜ保育士になりたいのか、自分を客観的に見てみてください。

もし自分ひとりで考えるのが難しい場合、ご家族や友人に聞いてみるのもいいでしょう。今まで気づかなかった自分の一面を発見できるかもしれません。


■学んだことを整理する

保育士という仕事に活かせる自分の経験や、どんな保育をしていきたいかなど、思いつくままに書き出してみることもおすすめです。

手始めに、学校で学んだことの中から、印象深かったものなどをピックアップしていくことも一つの方法です。自分の学びをどのように現場で活かすことができるのかを考えるきっかけになります。

大学や短大、専門学校の教室で保育について学ぶのと、現場で子どもたちと実際に対面するのでは、大きく違います。

だからこそ、自分が何を学んできたのかを再認識しておくことも、有効なのです。


■希望条件を整理しておく

就職活動を始める前は、不安や焦りから「どこでもいいから、保育士として就職したい」という気持ちになるかもしれません。

しかし、実際に働きだしてから「こんなはずではなかったのに」とミスマッチが生じることがないようにするには、自分の希望条件や確認したい点を整理しておくことが大切です。 以下は、希望条件や確認ポイントの一例です。

<希望事項例>
・自宅から〇分以内の園がいい
・縦割り保育の園がいい
・音楽教育に力を入れている園がいい

<確認ポイント例>
・シフト制の場合、ある程度融通がきくか
・手当などは支給が手厚いか
・時間外労働や残業はあるか
・研修制度について
・試用期間はどのくらいか

具体的なものから、自分の理想とする教育に関するものまで、どのようなものでも構いません。自分が希望する条件や確認したい点を、すべてリストアップしてみましょう。

この作業を通して、どうしても自分が譲れないポイントや、これは譲歩できるという内容に気づくこともでき、志望する園を決める際に大変役立ちます。

希望を書き出していくと「自分は給料や待遇面ばかり気にしているのではないか」と思うかもしれません。しかし、それは生活をしていくうえで大変重要なポイントになります。

募集要項に明確に記載されていれば問題ありませんが、明記されていないケースもありますから、そのようなときはきちんと質問しましょう。

職場環境や待遇が整っている園であれば、明確な回答を得ることができるはずです。


■就活マナーなどを確認しておく

就職活動におけるマナーは、きちんと身についていますか?

就職活動がいざ始まると、学生の中には基本的な面接のマナーが身についていなくて焦ったり、身だしなみが不適切なことに気づくことができなかったりするケースもあるようです。

リクルートスーツやバッグ、ネイルや髪型など、細かなことに感じるかもしれませんが、相手に与える印象はとても大切です。時間に余裕があるうちに、しっかりと準備を整えておきましょう。

難しく考えすぎる必要はありません。ただ、保育士の仕事は子どもだけではなく、その保護者や職員同士の信頼関係構築スキルも求められる仕事です。相手が、自分の身だしなみに対してどのような印象を抱くかを想像しながら、清潔感あるスタイルにまとめましょう。

「安心してお子さんを預けてもらえるような雰囲気」が保育士には必要です。「保育のプロです!」と強気にいくというよりは、「この学生さんなら、一緒に働きたい」「一緒によりよい保育園づくりをしていけそう」と感じてもらうことを、一番に考えましょう。

保育士の就職活動時期の目安

それでは、最後に保育士の就職活動時期について、詳しくみていきましょう。

保育士の求人情報が出始めるのは、基本的には8月以降が多くなります。しかし、園によっては早いタイミングで求人を出すことも考えられます。

特に私立保育園の場合は、早い時期に募集が終了してしまうこともあります。

自分が希望する園や、条件に近い園の応募が思いがけず早く始まっていた!ということにならないように、4月を過ぎたら求人情報収集を始めるようにしましょう。


【時期1】4月~ 求人情報収集

求人情報収集をしながら、選考対策を始めましょう。

「どんな保育をしたいのか、自分でもよく分からない」という声をよく聞きますが、保育園はたくさんあります。

一つの園だけを見ていては気づくことができなかったようなことが、いくつもの園を見比べていくうちに見えてくることもありますから、自分の希望に合った園と出会うためにも、なるべく早めに情報収集を始めましょう。

具体的な活動としては、以下のようなものが挙げられます。

・就活イベントに積極的に参加する
・実習先や学校の先輩の話を聞く
・気になる保育園があったら見学に申し込む

特に、園の見学は保育士を目指す学生にとって、志望する保育園の保育を見学できる貴重な機会となります。保育見学を希望する場合は、希望したい見学日の1ヶ月~2ヶ月前までに電話をかけて、予約しましょう。時間的に余裕があったほうが、園側も日程調整がしやすく、園見学を受け入れやすいようです。

ただし、園の行事が忙しい時期に見学を申し込んでしまうと、園側に負担をかけてしまいます。園のホームページなどで行事紹介などが載っていることもありますから、その時期を外して予約するようにしましょう。

もし、希望の見学時間を聞いてくれた場合は、保育の主活動が見られる10時くらいがおすすめです。

園見学は、今後の就職活動で志望動機や自己PRなどを書く際に、大変役立ちます。

園によって選考プロセスが違い、小論文やエントリーシートの提出や筆記試験や実技試験、グループディスカッション選考の有無、面接回数なども異なってきますが、実際に園での保育を見学しているという点は強みになります。

どのような選考があっても慌てないように、園見学を含め、この時期に対策を進めていきましょう。


【時期2】6月~ エントリー

6月になると、保育実習が始まる学校も多いのではないでしょうか。

このくらいの時期から、エントリーが始まる保育園も出始めます。

「保育実習で忙しいのに!」と思うかもしれませんが、逆にしっかり自分の将来や保育について考えられる時期と捉えて、前向きに取り組みましょう。

エントリーシートは、採用担当者が初めてあなたと接する機会となります。

「この人は、どんな先生になるのだろう?」と、採用担当者も楽しみにしながら、エントリーシートをチェックしています。

採用担当者に向けて、ラブレターを書くような気持ちで「この園で保育士として働きたい」という自分の情熱を伝えましょう。

たくさん送られてくるエントリーシートから選んでもらうためには、丁寧な言葉遣いや、読みやすい文章、そして心がこもっていることが大切です。


【時期3】8月~ 面接、筆記・実技試験

8月頃になると、実際の選考がスタートします。

エントリーシートをもとに面接が実施されたり、筆記試験やグループディスカッションが行われたりするケースもあります。

あらかじめ準備をしていれば、慌てる必要はありません。

「保育士になりたい」「この園で働きたい」という気持ちを強く持ち、園に伝えられるように準備を整えましょう。


【時期4】9月~ 内定

無事に選考を通過すると、内定となります。

内定をいただいたら、これから社会人として長くお世話になる園ですから、しっかりと感謝と喜びの気持ちを伝えましょう。

実際に勤務が始まる前に、お礼状などを出すこともおすすめです。

新卒の場合は、入社前に同期入社となる仲間とともに事前研修を受けたり、懇談会などが行われたりすることもあるようです。

変化する保育士の就活活動

2021年の採用試験は新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、保育士採用時期が地域によって変動する可能性もあります。

コロナ禍での採用活動というのは、保育園としても初めてのことです。「まだどのようになるか決まっていない」という園も多くあるでしょう。

このような状況下にあるからこそ、保育士を志す学生としては、できることにはどんどん積極的に、早めに取り組み、いざ就職活動が本格化したときに慌てなくていいように準備を進めましょう。

活動が本格化する大学4年生4月、短大・専門学校2年生の4月までの準備が、その後の就職活動を大きく左右します。

早めの対策で安心!就活に「楽しむ心」で向き合う

「保育士になりたい」と夢を持って大学や短大、専門学校に進学したのが、ついこの前のことのように感じられるかもしれませんが、この記事を読んでいるということは、就職を控えた保育士のタマゴということだと思います。

新型コロナウイルスの影響で、学校での学び方も大きく変化があった年だと思いますが、就職活動も同様に、どうなるか未知数というのが現状でしょう。

 繰り返しになりますが、このような時期だからこそ、先手必勝を胸に、早め早めに考えうる対策に取り組んでいくことが大切です。

急な募集を見落とさないように最新情報をチェックしながら、日々できる準備を続けていきましょう。

この記事を書いた人
えんみっけ!事務局長 Y.T
「えんみっけ!」の開発・運営の責任者(園児の子どもを持つパパ)です。
保育に関わる方たちとの交流を通じて、役に立つ情報を発信していきます。