【10~3月】園だよりの鉄板ネタ&月別おすすめトピックスまとめ!
本記事では、園だより・クラスだよりの鉄板ネタを月別に紹介し、ポイントを解説いたします。本記事を参考にすればネタ探しに苦労することがなくなり、作成にかかる時間を短縮できるでしょう。
【月別】園だよりのおすすめネタ
それでは、月別の園だより・クラスだよりネタを事例も交えてご紹介します。
今回は10~3月についてです。
10月
・季節の挨拶
すっかり過ごしやすい気候となってより活発に遊んでいる子どもたちや、秋ならではの生活・遊びについて触れましょう。
<例文>
「残暑の厳しさも和らぎ、いつのまにか季節はすっかり秋ですね。
過ごしやすくなってきたこともあり、毎日よく食べよく遊び、秋ならではのイベントに向けてワクワクしている子どもたちです。」
・保育園の行事について
園によりますが、10月は運動会・遠足・お芋ほり・ハロウィンなど、行事が目白押しとなりやすいです。
それについての案内や子どもたちの持ち物、ご家庭へのお願いなどを掲載しましょう。
行事に向けての練習や制作をしている場合はそれも紹介すると良いです。
・衣替えについて
10月は季節の変わり目です。
登園時の服装や園に置いておくお着替えも、秋物に衣替えするよう呼びかけましょう。
しかし、まだまだ暑い日もありますし、日中と朝夕の気温差もあるため、着脱しやすく調整しやすい工夫をお願いしましょう。
・季節の行事・イベントや食べ物
ハロウィン、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋、秋の味覚についてなど。
この季節ならではの行事や味覚など、ご家庭でも楽しんでいただけるようなネタに触れてみましょう。
11月
・季節の挨拶
10月までに大きなイベントが終わって落ち着く園も多いのではないでしょうか。
各種イベントで成長した子どもたちの姿や、深まりゆく秋に触れる子どもたちの様子を挨拶に交えましょう。
<例文>
「運動会や遠足などの大きな行事を終え、一段と成長した子どもたち。子ども同士で助け合い励まし合う姿も見られ、クラスの団結力が強くなってきました。さまざまな経験を通して、大きくなっていくのだな、と改めて感じます。」
・七五三
3歳の男女・5歳の男の子・7歳の女の子が対象となる七五三(地域によって異なる場合があります)。
0・1歳児以外のクラスでは、対象となる園児がいますね。
七五三は、子どもの健やかな成長と健康を祝う日です。対象となる子どもに対してお祝いの言葉を、保護者に対してこれまでの成長を共に喜び、これからの健やかな成長を願う言葉をおたよりに掲載しましょう。
七五三の由来やちなんだ情報、例えば千歳飴の意味などを盛り込むのも良いです。
・勤労感謝の日
11月23日の勤労感謝の日は、元気に働けることや働いてくれる人がいることに感謝をする日です。
これを機会に、世の中のさまざまな職業を知り、働いてくれている人に感謝の気持ちを持てるよう、保育園でも絵本やお話を通して伝えているのではないでしょうか。
そのような試みを、おすすめ絵本と共に、ご家庭でもそのような会話のきっかけになるよう、おたよりに掲載しましょう。
・秋から冬への季節ならではの遊び
地域によっては、紅葉やドングリなど、秋ならではの冒険がたくさんできるかもしれませんので、それらに触れるのも良いです。
12月
・季節の挨拶
冬の訪れと冬ならではの楽しみ、寒さに負けない子どもたちの様子を伝える挨拶をしましょう。
<例文>
「園庭には落ち葉が積もり、色とりどりの葉っぱを前に大喜びの子どもたち。
両手に抱えてひらひらしたり踏みしめたり、思う存分楽しんでいます。
保育室では、子どもたちと一緒にツリーを飾りました。可愛らしい子どもたちの制作も飾りましたので、ぜひ見てくださいね。」
・冬場の服装について
これからどんどん寒くなってくるので、冬支度のお願いをおたよりに掲載しましょう。
暖かい肌着や厚手のトレーナー、ニット、上着にはダウンやフリースなどを着せるご家庭が多いかと思います。
しかし、厚着になりすぎると活動を妨げてしまうこと、活発に遊ぶことで汗をかき、着替えが必要になることなどを伝えましょう。
戸外遊び用の上着を用意してもらう、着脱しやすい調整できる服にしてもらう、冬場でもお着替えを用意してもらうことなどを盛り込みましょう。
・暖房などの扱い方
室温が高くなりすぎても良くないこと、理想の室温やこまめな換気について伝えておきましょう。
また、乾燥するため加湿器を使用するご家庭も多いです。
小さなお子さんがいる場合におすすめの暖房器具や加湿器、使用にともない予想されるヒヤリハットと対策ポイントを伝えます。
例えば、ホットカーペットの上で寝てしまった時にそのままにすると、低温やけどや体に熱がこもってしまう状態になる恐れがありますので、「起こしてしまうから」とそのままにせず、布団やベッドに移動させてください、とアナウンスします。
加湿器は清潔に保つためのお手入れが欠かせないことや、熱い蒸気が出るタイプはお子さんの手が届く場所に置かないことなどにも触れると親切です。
・クリスマス
子どもたちが待ちに待ったクリスマス。保育園でのクリスマスに向けた室内装飾や制作、会話などを掲載しましょう。由来や言い伝えなどを盛り込んでも良いかもしれません。
行事やクリスマス特別メニューを予定している園は、ご案内をしておきましょう。
・年末の過ごし方
1月号が年明け配布になる保育園は、年末の過ごし方も掲載しておきます。
年末年始は、祖父母の家に帰省したり旅行したりと外出の機会が多くなり、生活が不規則になりがちです。
健康に過ごしてもらうため、下記のポイントを掲載します。
・普段通りの規則正しい生活を送る
・1日3食、健康的な食事をする
・感染予防のため、手洗いうがいを徹底する
・遠出をする時は無理のない日程で行動する
年明けに元気いっぱいな姿で会えることを楽しみにしています、と一言添えます。
1月
・新年の挨拶
新年の挨拶と、寒い冬でも元気な子どもたちの姿を必ず冒頭に入れましょう。
<例文>
「新年あけましておめでとうございます。今年も子どもたちや保護者の皆様にとって、笑顔あふれる素敵な1年になりますように。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
冬を感じながら、子どもたちは毎日の遊びを楽しんでいます。空気が乾燥する季節なので、体調管理などに気を付けながら元気に過ごしていきたいと思います。」
お正月休みの様子を元気に話す子どもたちの様子を入れても良いですね。
「久々の登園、疲れは出ませんでしたか?みんなの元気な姿を見ることができて嬉しいです。口々に、お正月休みのお話をたくさん聞かせてくれます」
なお、月末に翌月号を発行する園の場合は、12月末に1月の園だよりが配布されるため「来年もよろしくお願いします」など、年末の挨拶を入れましょう。
・生活リズムに関する話題
お正月に祖父母の家やどこかにお出掛けした家庭も多いでしょう。冬休みに生活リズムが乱れたり疲れが出たりする季節でもあります。
生活リズムが乱れると、何かと体調を崩しがちです。元気に登園するためにも、ご家庭での生活リズムを整えてもらうよう促すことが重要です。
生活リズムのチェックポイントをおたよりで紹介しましょう。
<生活リズムチェックポイント>
・早寝早起きしていますか
・毎朝きちんと朝食を食べていますか
・登園前に歯磨きや洗顔はできていますか
・朝の排便はありますか
・(大きいクラス)自分で身支度はできていますか
・正月やおせちの話題
1月は、お正月、鏡餅、おせち料理、七草がゆなど、季節の行事や季節に関連した、伝統的な料理の話がたくさんあります。
鏡餅・おせち料理や七草がゆの由来、言い伝えられている意味などをワンポイントでお伝えすると良いです。
また、餅を喉につまらせる窒息・誤嚥事故を防ぐための注意や、小さい子でも食べられるレシピの紹介などを掲載するのも良いでしょう。
2月
・季節の挨拶
2月は立春にはなりますが、まだまだ寒さが厳しい月です。そのような気候の挨拶と、元気な子どもたちの様子が伝わるような冒頭文が良いでしょう。
<例文>
「今年度は残りあと2ヶ月を切りました。一日一日を、これまで以上に大切に、子どもたちと元気いっぱい楽しんで過ごしたいと思います。
待ちに待った節分の季節です。豆まきやオニ退治に向けて、子どもたちは、ワクワクお友達と話しながら楽しく準備しています。」
・節分の話題
節分の由来や、節分に関する食事、ご家庭での節分の楽しみ方などを伝えましょう。
節分に関する物語や絵本を紹介しても面白いかもしれません。
また、節分でよく使う豆については、5歳以下の子どもに食べさせないように、と消費者庁から注意喚起が出ていますので、保護者に伝える必要があります。
参考:Vol.617 節分は窒息・誤嚥に注意! 硬い豆やナッツ類は5歳以下の子どもには食べさせないで! | 消費者庁 (caa.go.jp)
豆まきの豆は、窒息・誤嚥事故の恐れがありますので、個包装されている豆をまくか、豆をまかないようにするなど、小さなお子さんが安全に過ごせるよう注意喚起を行いましょう。
園で豆まきを行っているかどうか、安全に豆まきを行うためにどのような工夫をしているかを伝えることも重要です。
・年度末の行事(懇親会など)のお知らせ
3月が近づく年度末、園行事も目白押しとなります。
懇親会や、卒園生を送る会、送別会、年長児クラスであれば卒園式など、保護者が参加する必要のある行事の案内は早めに掲載しておきます。
・インフルエンザなど感染症に注意
乾燥がすすむため、インフルエンザやノロウイルス・ロタウイルスが流行しやすい季節ですので、注意喚起しましょう。
保健だよりを看護師が発行する園もありますが、園だより・クラスだよりでも、感染防止のためにご家庭で協力してほしいことや、園での様子を掲載します。
日々の生活の中で気を付けるべきポイントや、手洗い・うがいの仕方などを紹介すると良いでしょう。
3月
・季節の挨拶
すっかり春めいて桜のつぼみもほころび始める3月、春を感じるような挨拶をしましょう。
入学や進級に向けてワクワクしている子どもたちの様子も添えましょう。
<例文>
「木々のつぼみや小さな花が芽吹き始める様子に、春の到来を感じる季節となりました。
入学(進級)を楽しみにしている子どもたち。またひとつお兄さん、お姉さんになる喜びを感じているようです。」
・卒園式・お別れ会のお知らせ
年長クラスはいよいよ卒園を迎え、そのほかの園児は進級を迎える時期です。
卒園式は園生活の締めくくりであり、最後の晴れ舞台です。
出席する保護者を早めに把握するためにも出席表の提出を呼びかけます。卒園式の他、保護者による謝恩会、卒園児と在園児のお別れ会などを行う園もありますね。
その場合もしっかりとアナウンスしておきます。
また、在園児のクラスが参加する園の場合、在園児クラスのおたよりでも日程を事前にしっかりとお知らせします。
・環境変化による体調への配慮
進級前後は、環境の変化にともない、少し緊張してしまう子どももいます。
また、疲れが出やすく寒暖の差も激しいため、体調を崩しやすい時期でもあります。
そのため、ご家庭でも生活リズムを崩さないことや、着脱しやすい衣類を持参し気温に合わせて調整できるように、呼びかけましょう。
・ひな祭りの話題
女の子の成長を願う桃の節句。行事の由来や食事について伝えるのもおすすめです。お雛様やお内裏様を飾る園であれば、飾った時やそれを眺める子どもたち、それにともなう制作の様子なども良いでしょう。
・年度末ならではの挨拶
今年度の感謝の気持ちを伝えましょう。また、新年度に向けて準備するべきことがあればご案内します。
<例文>
「いよいよ今年度最後の月となりました。
1年間、子どもたちが大きな病気や怪我もなく楽しく過ごせたことを嬉しく思います。保護者の皆様には多数のご協力をいただき、誠にありがとうございました。」
まとめ
おたよりの鉄板ネタを月別(10~3月)に紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
季節の話題や日々の子どもたちの様子の中にも、園だよりのネタはたくさんあります。
ぜひそういった話題や、年間保育計画や年中行事の話題などを組み合わせて、季節を感じる楽しいおたよりを作成してみてください。
>>園だよりの鉄板ネタ(4~9月)はこちら
保育に関わる方たちとの交流を通じて、役に立つ情報を発信していきます。
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